橘海月 "探偵は友人ではない" 2026年4月18日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2026年4月18日
探偵は友人ではない
前作『探偵は教室にいない』に続くシリーズ第二弾。 一作目がかなり好きだったので期待して読んだが、こちらの方が謎も登場人物の気持ちも不明瞭なものが多く、やや消化不良だった。これだけを読むのもおすすめしないし、前作が好きな人には余計におすすめしないので、結果的に万人にあまりおすすめではない。 だが、真史にとって幼馴染で頼りになる探偵でしかなかった歩が、互いにそうではない存在になりつつあり戸惑うのだけは理解できた。 日常の謎の中で、人は無意識にそして意図的に嘘をつく。単なる保身もあれば、自分以外の誰かのためにつく嘘も。そしてそれに気がついたとしても、小説でない限りそう人は問い詰めたりはしない。そんな喉に刺さった小骨のようなものが積み重なった四編だけに、最後の「理由」はとても腑に落ちた。
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