
風邪ひき
@damdamdan
2026年4月19日

かつて読んだ
2025年
長年積ん読してたことを後悔するくらい激しく面白かった。
近未来、アジアの漢字文化圏の奇怪な辺境地を舞台に、泥と油と謎機械と謎生物が跋扈するハードな世界で、労働者たちが戦時下を『マッドマックス』ばりにサバイブするドライなSF小説。
漢字を小説でしかできない表現として大胆かつイマジネーション豊かに使い、泥の世界での生死をマジックリアリズム的に描く。
50年代に黒澤明が『七人の侍』のクライマックスを泥まみれで描き、その体重を感じさせる引き摺るようなリアルなアクションシーンが世界の度肝を抜いたわけだが、この小説の感性はそれに近い。アジアのSF小説。
今年これを超える読書体験があるのだろうか?





