ぎずも "憑依と抵抗" 2026年4月19日

ぎずも
@gizmo_san_
2026年4月19日
憑依と抵抗
憑依と抵抗
島村一平
現代のモンゴルをめぐる状況(日本ではまだステップの遊牧民のイメージ?)を紹介しつつ、社会主義体制を経験した歴史のなかで「呪術」が社会的にどう位置付けられてきたかを探る。そこには、単に抑圧されて断絶するのでも、対立し抵抗するのではない「依存的抵抗」とでも呼べるようなやり方があった。また、民族意識も同様であり、そこには単に伝統的であるのとは異なる民族文化のあり方が展開されている。近年の「モンゴル化」(とにかく自分が主体的にモノを作り変えること。モンゴル的性格は不問)について著者は言う。「「モンゴル化」という名のブリコラージュは、一種の自虐的な意味を含みながらも、そこに自分たちの可能性を見出そうとする、彼らのやるせなさと誇りが入り混ざりながら行われている実践なのである。」
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