
酔骨
@bookholic89
2026年4月20日
遠野物語 全訳注
新谷尚紀,
柳田國男
まだ読んでる
早池峰山に関する話
・遠野に池の端という家がある
・この家の先代が閉伊川沿いを宮古から帰っている時に、若い女から手紙を預かる
・遠野の街の後方、物見山の中腹にある沼で手を叩けば宛名の人が出てくるので渡して欲しいと頼まれる
・承諾したが心配になりどうすればいいか迷っていたところに六部(巡礼僧・行脚僧)に出会う
・六部に相談し、その人が手紙を読むに「コレを持って行けば、あなたの身に災いが起こる」という
・身を守るために六部が手紙を書き換えてくれる
・沼に行き教えられた通りにすると若い女が出てくる
・手紙を渡すとお礼に極めて小さい石臼をくれる
・この石臼は宝物で、米を一粒入れると下から黄金が出てくる
・この家の妻が強欲で一度にたくさんの米を入れる
・石臼は独りでに回るようになる
・主人が水を石臼に供えていたが、その水が溜まった窪みに石臼が滑り込み、水溜りが小さな池になった
・池は家の側に出来たので、“池の端”と呼ばれるようになった
手紙を出した方も受け取った方も女神であり、女神同士のいざこざに巻き込まれたか?また、石臼はモノを変換するものなのか増やすものなのか?両方の特性を持つのか?
・初めて早池峰山の山路をつけたのは附馬牛村の猟師
・それ以前にこの土地の者で早池峰山に入ったものはいない
・半分ばかり開いたところで山の中腹に仮小屋を建てる
・餅を焼いて食べていたところ、しきりに中を窺ってくるものがいる
・よく見れば大きな坊主で小屋の中に入ってきて餅を全て食べて帰る
・次の日も来るだろうと思い、餅にまぜてよく似た白石を2〜3個焼いておく
・案の定、坊主が来て餅を食べていく
・ひと通り食べ終わると白石にも手を延ばし口に入れる
・坊主は大変驚き、小屋を飛び出した
・その後、谷底で坊主が死んでいるのを見た
坊主は人ではなかった。山の民なのか?
・早池峰山の前に前薬師と呼ばれる険しく急な山がある(雞頭山)
・天狗が住むと言われ早池峰山に登る者もこの山は決して登らない
・土淵村山口のハネトという家の主人が賭けをして前薬師の登った
・頂上に大岩がありその上に大男が3人いた
・金銀をたくさん持っており、ハネトの主人が近くを通ると睨みつけ、その眼光は恐ろしいものだった
・道に迷ったというと麓の近くまで送ってくれた
・その時眼を塞ぐように言われ目をつぶって立っていると、その間に異人は見えなくなっていた
天狗なのか山人なのか?もしくは天狗は山人と同類(同義)なのか?
・下閉伊郡小国村大字小国の男が早池峰山に竹を伐りにいった
・地竹(丈の低い竹)がおびただしく茂っていた
・その中に大男が寝ており、竹で編んだ三尺(約91cm)の草履が脱ぎ捨ててあった
この章は大男が多く出てくるが、最初の方で書かれていた山人とはイメージが違う。しかし、柳田は平常民・普通民の対義語で山人という言葉を用いていることを考えれば天狗及び山の中に住む異人は全て山人になるのか?