
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年4月20日

読み終わった
南陀楼綾繁さんの本で知った、ひとり出版社かたばみ書房の本、大きい書店には無く、もしかしてと思い独立系書店、仙台の「裂け目」さんで見つけました。まだ3冊しか出してませんが、どれも硬派な興味深い本ばかり。さてこの本は美術史でも、本道から外れた50年代から60年代に日本で起きた、前衛周辺アートに関して、東京国立美術館主任研究員であり、美術評論家の成相肇さんが過去に発表したのをまとめた文章です。赤瀬川原平や評論家の石子順造に造詣が深く、あの辺のダダ、ガロ周辺の漫画文化、岡本太郎、評論家の瀧口修造、中原佑介などに興味のある方なら楽しめると思います。コピー、パロディ、キッチュ、悪の4章からなり、ゼロックス(コピー機)の発明から、広告コピー、ディスカバージャパンの発想の飛躍、写真論、マッド・アマノのパロディ裁判、石子順造のキッチュ論、そして岡本太郎や篠原有司男(ギュウちゃん)等の「お道化る前衛」、そしてしんがりには赤瀬川原平の千円札事件、までかなり上級者向きの本ですが、実に示唆に飛んだ美術評論でした。必携「パロディ辞典」付きです。






