糖
@inwatermelon_
2026年4月20日
治安維持法
中澤俊輔
読み終わった
世にも名高い悪法であると、誰もが何となく知っているけれど、それがどのようにして出来て、悪法と呼ばれる成果を残したのかを具体的に知りたくて読んだ。最近の時勢にも応じて。
ざっくりとなぞると、政党がまだ力を持っていた時代に、ソ連とのつながりが強まり共産主義の侵犯を恐れた政府が、各省庁や政党間の利害も織り込みながら、比較的抑制された規定・運用のもと生まれたのがはじまり。その後、国粋主義、軍部の台頭、戦線の拡大など諸状況のもと、政党によるコントロールが利かなくなり、法改正や恣意的な運用拡大によってタガが外れてしまった、という感じか。
いかようにでも解釈可能な「国体」を基準に用いてしまったのが大きな過ち。最近のニュースで、「普通の市民」という言葉が使われるのを聞いたけど、こういった反省すべき過去を踏まえた発言とはとても思えないなあ(あるいは分かっていてあえてという線もあるけれど)。
そもそも、発端となった共産主義について、わたしの知識や理解がまだまだ及んでいないので、ここを押さえておかないとな、とも思った。
