蛸足配線
@nekoai30
2026年4月19日

スミヤキストQの冒険
倉橋由美子
読み終わった
Qに備わった小人・凡人的愚かさは、鈍く楽しく元気よく生きるためには非常に有用なものだろう。信仰はそれを持たない者からみれば総じて奇妙で滑稽なものかもしれない。狂った磁場に翻弄される楽しみを味わう。紙の本は絶版らしく残念に思うが、発表から60年近く経った現在、このような作品が売れにくいであろうことも何となく想像はつく。「党の密命のもと革命を起こすために施設に潜入する」という導入部分だけでも、当時と今とでは全く異なるニュアンスで受け止められるだろう。