かのうさん "傍観者からの手紙―FROM ..." 2026年4月23日

傍観者からの手紙―FROM LONDON 2003‐2005
イラク戦争の頃のイギリス。 著者が朝日新聞ロンドン特派員だった頃の書簡。 拝啓から始まる季節の挨拶が清々しい。 イギリスの情勢に、これはあれではないか?と著者が読んだ本のことを当てはめる。 圧倒的な知の深みを見せつけられているかのよう。 本は読んでもその内容を時勢に合わせて落とし込める人間は、なかなかいないだろうと思う。 一体どれくらいの本を自らに落とし込んだ人なんだろう? 印象的な文はあとがきの 手紙は「時間の空白をあらかじめ文章に織り込み、未来に向かって変化する読み手の心に向けて矢を放つ行為」 というもの。 この時と今と、何となく状況が似ていると思う。 あの時のあの反省は何だったんだろうか? いや、そもそもあの国はあれを正義だと思って今も行動してるから、今この世がこんなことになっているんだよな。 せめてもダメなことにはNoと言える教養と心を身につけたい。
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