
つね
@Tsune0723bass
2026年4月25日

恋愛依存症
伊東明
読み終わった
◻️恋愛依存症
・愛=苦しみになっている
恋愛依存症者にとって、恋愛はドラッグと同等である。
ドラッグをやる喜びから、ドラッグをやるがゆえの苦しみに変わっていく。
その苦しみから逃れる為に、再度ドラッグに手を出す。
・コンフリクト
心の葛藤をコンフリクトと呼ぶ。
①接近-接近コンフリクト
ふたつの好ましい対象のうち、どちらか片方を選択しなければならない状態。
②回避-回避コンフリクト
ふたつの望ましくない対象のうち、どちら片方を選択しなければならない状態。
③接近-回避コンフリクト
ふたつの選択肢にどちらもメリデメがあり、どちらか片方を選択しなければならない状態。
◻️共依存
共依存は、はたから見たら酷い相手と被害者同士が、心の奥底ではお互いが必要とし合っている。 = 依存しあっている。
故に、どんなに過酷な状況であっても関係を切ることができない。
◻️共依存のポイント
・必要とされることを必要とする
他人が自分を必要としていることがわかると、おおきな充実感、安心感が得られる。
一方、それが得られないと落ち込んだり、憤りを感じたりする。
・救済者になりたがる
脅迫的に相手を助ける機会を求め、なくてはならない存在になろうとする。
人助けに成功すれば大きな快感を得て、反対に失敗すれば、罪悪感や自己嫌悪、憤りを感じたりする。
救いがいのある、問題のある相手を選ぶ傾向がある。
・相手を放っておけない
相手の問題を自分が解決しなければならないと思い込み、相手の行動をコントロールしようとする。
・常に自分を後回しにする
脅迫的に相手を優先させて自分を犠牲にする。
自己肯定感が極端に低く、自分は無価値だと考えている。
何か問題が起こると自分のせいにする。
・現実を見ることができない
偶然や奇跡で相手が改心するという、根拠の無い期待感を持ち、自分にとって都合の悪い現実を歪める。
◻️毒親の影響
毒親の元で育つと、親から与えられなかった愛情を恋人から得ようとする。
恋人が親代わりになるため、いっそうしがみつき依存し、容易に取り替えがたくなる。
幼少期に母から父の愚痴を聞き続けると、女性は救うべき対象として認知症、救済者になろうとする。
結果、自分が救済者になるパターンの恋愛しができなくなる。
毒親の元で育つと基本的不信感が根付く。
その結果、何から何までネガティブに考える傾向が強くなる。
その信念の正当性を証明出来るような相手をあえて選ぶという心理メカニズムが働き、毎度ダメな相手と関係を持ってしまう。
■脱出のための3つのキーワード
・安定
共依存の恋愛以外を知らないため、それ以外の恋愛パターンに挑戦することへの恐れから、今までと同じような恋愛パターンを繰り返す。
辛い恋愛が自分にとっていちばん安心できるものであったと認めることから始める。
・再挑戦
反復強迫による過去の仕事への再挑戦を放棄することで、過去のトラウマを払拭させようとして、ダメな相手との恋愛を避ける。
・アッパーリミット
幸福の増加を抑制する心の作用のことをアッパーリミットという。
その人のアッパーリミットを超えると、喧嘩や浮気を関係を悪化させる。
自分にはこの程度がお似合いだ、自分は幸せになってはいけないという心理が根底にある。
・モデリング
観察によって他人の行動様式を身につけるメカニズムをモデリングと呼ぶ。
亭主関白の父を持つ息子は、たとえちちにけんたとえ父に嫌悪感を持っていても、独裁者タイプに変貌してしまうことが多々ある。
特に独裁者タイプの場合は、恐れていた父と同じように振る舞うことで恐怖を克服しようとする「同一視」というメカニズムが働く。
・過保護、身代わり、虐待の影響
過保護な母を持つと、女性はなんでも自分の言うとを聞くという考えが根付き、ナルシストタイプや搾取者タイプが生まれる。
息子を夫や恋人の身代わりとするタイプの母を持つと、女性を救済の対象と捉え、再挑戦を繰り返す。
過度な期待を押し付けりたり、虐待を見て見ぬふりをする母を持つと、その恨みを晴らすために女性に懲罰行為を繰り返す独裁者タイプが生まれる。
あるいはそれらの恐怖から逃れるために、脱走者タイプが生まれることもある。
・深層心理
脱走者タイプと独裁者タイプはどちらも見捨てられるとを恐れている。
それゆに相手との親密な関係を避けたり、相手を支配しようとしたりする。
一方、共依存者は捨てられることへの恐怖はあるが、親密な関係になれていないため、そのようなチャンスが来ると逃げてしまう。
そのため、回避依存者と需要と供給が一致する。
・間欠強化
毎度必ず報酬を与えることをを連続強化、一定の確率で報酬を与えることを間欠強化という。
人間は間欠強化の方がその行動をやめにくい。
共依存者が回避依存者から離れられない原因の一つである。
また、普段は冷徹だがたまに見せる優しさが何倍にも見えてしまう「コントラストの原理」が拍車をかける。
・代理満足
独裁者タイプのパートナに恐れや不安をもちつつも、どこか魅力や憧れを抱いている。
■恋愛依存症から抜け出す5つのポイント
1 それでいいのかと自問自答する
相手に期待したり、問題を軽視したり、現実を歪めずに現実を直視する。
その上で本当にそれでいいのかを自分に問いかける。
2 どうして惹き付けれるのかを考える
これまで記したメカニズムを振り返り、何故問題のある相手に惹かれてしまうのかを認識する。
3 変わるべきは自分か相手かを考える
相手の問題行動を黙認したり、助長するような行動をしていないかを振り返る。
甘やかせばその分いての要求はつり上がる。相手ではなく、まずは自分が変わること。
4 自分をいじめたいのか幸せにしたいのか
人には幸せになる権利があり、それを自ら放棄する必要はない。
5 許容範囲を決める
相手の問題がゼロになることはまず無いため、許容範囲を定め、それを超えたら必ず別れると決める。
大事なのは言葉と態度と行動ではっきりと示すこと。
・文法完成法テスト
結果、「分析型」であるという結果が出た。
愛とは何かを哲学的に分析するタイプ。
このタイプは、感情や価値観を交えずに、恋愛を1歩引いて冷静に客観視する傾向がある。
これでいいのか、相手を幸せにできているか、などを常に考えている。
恋愛にのめり込むのが怖いという深層心理がある。
■鬱との相関
ギャンブル依存症はよりもセックス依存性者の方が抑鬱傾向が強い。
不安、抑鬱、強迫症、対人感受性に対処するための代替手段としている。
■回復へのステップ
①健康な人間関係が目標
・自分と相手の間に適切な境界線が引かれている
・「与えること」と「与えられること」のバランスがとれている。
・「現実」と「幻想」のバランスを取ることができる。
・人間関係の持つ「さまざまな効用」を広く得ることができる。
・成長を恐れない。成長に向けてお互いに努力することができる。
・お互いにありのままの自分を、ありのままの相手を受け容れている(さらに、互いの間にある「違い」を認めることができる)。
・支配一被支配、勝者一敗者、利用する側―される側ではない対等な関係である。
・固定化されていない、柔軟な関係である。
・お互いに「生き生きと」している。
・「親密さ」を恐れない。
・イヤなことには「イヤ」 「イヤ」と、できないことには「できない」と、我慢できないことには「我慢できない」と言え、関係が自分を損なうものとわかった時には潔く立ち去ることができ?
・強迫的ではない(「こうするべき」「こうでなければならない」など、「〜べき」や「~ならない」に縛られていない。)
②心の悲鳴に気づく
自分が依存性であると認めることから全てが始まる。
「否認」をはじめとする防衛機制を取り払い、自分の本当の状態と責任を認めた途端、状況は一変する。
「何も問題は無い」、「どうすることも出来ない」から「どうにかできる」に変わる。
③助けを求める
依存性からの回復のために最も有効であると指摘される「12ステッププログラム」では、自分が依存対象に対して無力であると認めることが要求される。
これは「否認」ではなく、できないこととできること明らかにして改善していくステップである。
例えば、アルコール依存性を自分で治すのはできないことだが、自助団体に参加したり、カウンセリングを受けたり、本で情報を仕入れたりすることはできることである。
④いつものパターンに気づく
いつもの行動パターンを把握し、それが自分にとって決して良いとは言えないものであることを認識する。
いつものパターンを紙に書いたり、他人に話して客観視することで、無意識を意識化する。
それにより、行動をコントロールできるようになる。
⑤抑圧された欲求を知る
無意識の中に抑圧されている欲求が何なのか、また自分がどうやってこの願望を満たそうときているのかというメカニズム二気づかないと、いつまでも同じことを繰り返す反復強迫に陥る。
何故それを求めるのかを把握すれば、偽りのゴールに向かって自分を傷つけならがら進むのではなく、真のゴールに向かって自分を労りながら、高めながら進んでいくことができる。
⑥自分を愛せなければ他者は愛せない
自己愛の欠如、自己否定感や事故無価値感が恋愛依存性の根本にある。
それが出来ないと自分の幸福が許容できず、自ら不幸な方へ進んでしまう。
・エネルギーを自分に焦点化する
どうすれば相手が幸せがではなく、どうすれば自分が幸せかを考える。
恋愛以外にも自分の成長を促すものはたくさんある。
・論理療法
自己否定感の強い人は、深層心理につき次の3つが深く刻み込まれている
1. 今のままでは愛されるに値しない人間だ
2. けれども、私は〜した時だけ愛されるに値する。
3. だからは私は、何としてもしてでも〜しなければならない
このような誤った、かつ有害な考え方を非合理的信念という。
これらを正しく、合理的信念に書き換えていくのが論理療法。
自己否定的な考えが浮かんだら、それに対して反論する「カウンタリング」の訓練が効果的。
手軽さや即効性に優れ、健全な自己愛を育てるのに有効である。
⑦トラウマの影響力を知る
恋愛で引き起こされる精神的混乱の原因は、90%は過去に関係があり、残りの10%が現在の経験が関係しているという「90対10の原則」が存在する。
あらため改めて過去のトラウマを再確認し紙に書いて可視化する。
その事で無意識の力を克服しやすくなる。
転移や投射といった心理メカニズムが引き起こす、現在に対する過去の悪影響を断ち切るための一助となる。
過去は過去今は今、大人になっても過去のことを引きずるなんて馬鹿馬鹿しいと思えれば、過去に囚われることはなくなる。
⑧過去の心のほころびを作り直す
再構成というメソッドを行い、心に傷を受けた場面に自分を登場させ、その過去の場面を作り直す。
1. 一人で落ち着ける場所や時間を選び、目を閉じ深呼吸などをしてリラックスする。気分が落ち着いてきたら、あなたの心の傷となっている過去の場面を思い浮かべる(場面の選択についてはステップ6を参考にしていただきたい)。その場面が今、目の前で繰り広げられているかのようにイメージする。特に、体の感覚として不安や怒り、苦しさが伝わってくるように。
2. その場面に「今のあなた」を登場させる。今の自分がタイムマシンで過去に戻り、実際にそ
の場に足を踏み入れたような感じだ。初めは、遠くから今の自分がその場面を見ているというイメージだけでもいい。
3. 「過去のあなた」へとゆっくり、一歩一歩、近づいていく。母親が傷ついた子どもを抱きしめるような感じで、過去のあなたをそっと、やさしく抱きしめる。同時に、「あなたのつらさがよくわかる」「心配しなくても大丈夫」「私があなたを守ってあげるよ」などの言葉で、 やさしく励ます。
4. また、過去のあなたはその場面にいる他の人たち(たとえば、父親や母親など)に言いたくても言えなかったことがあるはずだ。それを今のあなたが過去のあなたに代わって、はっきりと口に出して伝える。
5. 過去のあなたを温かく包んであげられた、言いたかったことが言えたと感じたら目を開ける。
⑨執着を辞める
心理学的にいえば強迫性から抜け出すということ。
「〜しなければならない。」よりも「〜たらいいな。」と考える。
しがみつくことと、努力をしないことは全く違う。
⑩後戻りする誘惑に負けない
回復するに従い、必然的に退屈感が襲ってくる。
今までのコミニュケーションのパターンが崩れ、相手に魅力をかか感じなくなったり、やること、話すことが無くなったりする。
そうすると新たに刺激を求めて、以前と同じ状態に戻ろうとしてしまうことがあるが、この衝動に負けてはならない。
これは禁酒、禁煙と同様の禁断症状であり、必ず怒るものと心得ておくことで受け身が取りやすくなる。
⑪自分の力を信じる
紙に書き出す、カウンセリングに足を運ぶなど、やりやすいものから少しずつ手をつけて、無理のない範囲で確実に継続する。
日記による記録も効果的。
回復とは終わりのないプロセスであって、大きな進歩は見られなくても、確実に改善へ向かっている。
今までの苦しい状況に比べれば、道のものにチャレンジする危険性など恐れるに足らないはずである。