くろみつきなこ "本日は、お日柄もよく 特装版" 2026年4月23日

本日は、お日柄もよく 特装版
友人の結婚式でスピーチすることになって、偶然出会ったスピーチライターに弟子入りする、というざっくりとした前情報のみで読み始めたから、てっきりゴールが友人の結婚式かと思いきや、まさかのスタートだった。 言葉の威力を体感できた本だった。 今までスルーしていた街頭演説や暇でしょうがなかった誰かのスピーチが、これからはちょっと気になってきそう。 それにしてもワダカマには良い意味で裏切られたな。 最終的にワダカマを唸らせて読んでいる側としてもスッキリ!って展開かと思いきや、もっと重要な立ち位置で、しかも魅力的だった。 ワダカマ目線の話とか書かれていない空白の時間・期間の話が知りたくなるくらい、読み終わった後に好きになっていた登場人物だった。 特別収録部分にあった、“フィクションのいいところ”という言葉がしっくりくる設定や展開でもあったけど、フィクションだからこそ面白いと思える本でもあった。 スピーチや色んな言葉、話の展開、色んな要素で泣けた本だった。 家族、友人、ライバル、師弟、色んな関係性が描かれてて、お仕事小説とまとめてしまうのは勿体無い内容でもあった。 それにしても、こんなにワダカマに惹かれるとは。なんか悔しい!
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