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@m7me_08
1900年1月1日
暁星
湊かなえ
読み終わった
Kindleで2周した。
さすが湊かなえ作品。とても惹きつけられました。
ノンフィクションであるという被告の手記と、あくまでフィクションであるという小説家の小説。
果たしてそれはどちらの方が真実なのか、それは当人のみが知る。
この作品で皮肉だなと思ったのは、鍵となる「宗教」は、小説に出てくる母親以外はほぼ信じておらず皆誰かの何かのために使っていたということ。
みんな不器用で、みんな愛する誰かのために行ったことが噛み合わなかった。でも人はそれを愛と言うのかもしれない。
とはいえ、殺人は絶対にしてはいけない。
でも果たして自分は、大切な人が何かのせいで命を落とした時正気でいられるのだろうか。
と、色々と考えを巡らせた。
今年に入って一番読んでよかった。
本音を言うと本屋大賞の作品よりこちらの方が好みだった。
センシティブすぎるからかこの作品もクオリティの割には順位が低いのが、作品の中のような実情があるのではと邪推をしてしまったりしている。

