
さえ
@sae202508
2026年4月20日
ひとんち 澤村伊智短編集
澤村伊智
読み終わった
図書館で借りた
短編集は色んな話が詰まってて好き。
澤村さんのだけあって、全編不条理で、理由もなく事故のように怖い目に遭って行く人達。
老若男女関わらず遭遇する。
本当に短編集なので、各話読み切り。最近は短編が繋がって壮大な謎解きになっていたりするのも多いけど、これは完全に各話読み切りなので、毎回違う恐怖に出会えます。
澤村さん特有のグロさがあるので、化け物系苦手な人はご注意です。
ちょこちょこ読みたい時に良い感じでした。
個人的に印象に残ったのは、水槽の話。
ハードな仕事に疲れて会社を辞めて、疲れを癒しながら次の仕事をのんびり探してる元サラリーマン、旧友から突然1カ月程実家に帰らなくてはならないのでペットと観葉植物の世話をお願いできないか、と頼まれる。
休職中だし、快く応じたところ彼が持ち込んだのはハムスターと水槽と観葉植物。
そんなに真面目にやらなくても良いからと餌だけ置いて実家に戻ったが、預かって直ぐにハムスターが死に、観葉植物は元気を無くしていく、飼い方なんて分かってない自分が悪かった…と落ち込む主人公だが、次第におかしな事が起こり始めて…。
緑に濁った水槽から感じる視線、細切れになる記憶、預けた友人の行方不明、怒涛のようにハマっていく主人公にドキドキしながら読みました。

