すーどん "天網恢々アルケミー" 2026年4月27日

すーどん
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@Su_Udon
2026年4月27日
天網恢々アルケミー
群馬が舞台の学園科学ミステリと聞いて期待して読んだが、1話から引き続き、主題となる謎に意外性はなく、人間ドラマ的展開もかなり大味。 キャラクターの造形に関して、文系理系だったり、ジェンダーバイアスを煮詰めてキャラ性にしようとしている感があり、それに対するアンチテーゼ的な構築は見られるが、それらの根拠が作中で度々言及される“群馬が田舎だから“という部分に収束されている感がある。そしてそれはカリカチュアとしての役割も果たしていないように感じた。群馬県の出身者として、正直なところ、誇張ですらないような感覚がある。ただ、田舎の高校生にある”身の回りだけが世界である“という青臭さはそこから感じることはできた。 そのせいかキャラクターの属性は強いが、謎と解明のリアリティがかなりアンバランスな印象が終始付き纏った。また、私が高校卒業から歳をとって、読者から外れたのだろうかという気もした。 2話以降の謎の種は正直ド文系の私も容易に想像がついてしまってカタルシスはなかった。 ただ、描写や構成は読みやすかった。 続編は気が向いたら買うことにする。
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