

すーどん
@Su_Udon
SFとミステリ、ライトノベル、マンガが好き
乱読クン
- 2026年9月11日
アブソルート・コールド結城充考読み終わった心と身体の物語だった。3本のストーリーラインが走っていて、途中さらに視点が増えて……複雑だけど最後には綺麗に収束を見せ、時間はかかったが楽しく読めた。アクションあり、伏線あり。 身体性がテーマで心と体が不可分であることを何より描いていて、人工知能もその例外ではない、そんなテーマがあったように思う。なんだかんだ、あたたかい話だった 帯文では『ニューロマンサー』と『スノウクラッシュ』が引かれているが、1番雰囲気が近いのは『攻殻機動隊』な気がする。 黒丸尚というか、伊藤計劃というか、文体を真似ている感もあったが、ザ・サイバーパンクという感じではなかった。 - 2026年9月9日
おもいでエマノン梶尾真治,鶴田謙二かつて読んだ - 2026年8月30日
ヘビ学ジャパン・スネークセンター読み終わった - 2026年8月28日
完全なる首長竜の日乾緑郎気になる - 2026年8月23日
アブソルート・コールド結城充考読んでる - 2026年8月23日
オーロラとサーモン結城弘読み終わっためっちゃSF。エコロジカルな視点で環境資源の将来を描いた世界で、AIと陰謀論あるいは神話がテーマの話。 誰かにとっての真実は自然科学では誤謬であり、人は信じたいものだけを信じる。 ドラマあり、バトルありで面白かった。北欧の雄大さと澄んだ景色がありありと想像できる。これは版元のイメージによるものな気もするが。同時に、それを書くのはちょと野暮か? みたいなところとアニメ脚本ぽいかも? みたいな瞬間もあったが、構成とキャラクターで乗り切っている。 AIの描写がかなりよかった。今存在するAIの拡張というか。 昨日まで登録できなかったがフォームから送ったら即日で対応していただきました。ありがとうございました。 - 2026年8月15日
真夏の海の間違った行き方灰谷魚読み終わった - 2026年8月15日
死なない少女の屍体は、ここに。(1)切符,築地俊彦気になる - 2026年8月13日
空飛ぶ馬北村薫読み終わった苦い話も暖かい話も、理論と抒情を駆使して描かれる。日常の謎の金字塔に相応しい作品。 落ち着いた文体で、少しペダントリーで、でも嫌味でなく、瑞々しくて。 高校生の頃に戻る思いがした。 - 2026年8月13日
- 2026年8月4日
真夏の海の間違った行き方灰谷魚読んでる - 2026年8月4日
空飛ぶ馬北村薫読んでる - 2026年8月1日
距離にして10℃以下春,篠谷巧読み終わったSFのアイデアは面白かった。ただ、主人公のバックグラウンドがかなり薄いというか、登場人物たちの設定が若干予定調和的な感じで感情移入できず。何か鬱屈を抱えているわけでもなく、もう1人の主人公も掘り下げが甘い印象。最後の見せ場も中途半端に終わってしまったように思う。 普通の何かが影響しあって世界はできているというテーゼがあるというのは納得できるが、俺はそれを物語に求めていないということがわかった。 - 2026年7月27日
夏へのトンネル、さよならの出口くっか,八目迷読み終わった青春時間SF(?)。ひたすらに青い。何があっても人は許されて良いし、前を向いて良い。誰を愛しても良いし、特別じゃなくても良い。人との縁は意外と切れないし。 不安でも走り続けなきゃいけない、と勇気をもらえる。致死量の青春が詰め込まれた夏のファンタジーでした。 主人公の周りの大人たちは、その方法が最低で、主人公を傷つけてでも前を向いていた。読者としては肯定できないけど、大人になるってなんなのか、ちょっと考えてしまった。間違いなく、ラノベとミステリに溺れていた高校生の頃じゃ考えなかったこと。老けたな、と思いつつ、過去の自分を少しだけ肯定できる気がした。 - 2026年7月21日
読み終わったく〜〜らい! 諍いのない地下世界で起こる爆発事件、これは殺人か事故か。主人公イカルは唯一の近親であるウトウ博士を喪い、地上へ追い出される。登場人物の陰謀と世界のあり方が絡み合い、真実が導き出されるSFミステリ。 巨大な戦争によって滅びた世界。憎しみが連鎖し、悲劇が悲劇を呼ぶ。いずれも裏側には愛という光がある。しかし、その光が落ちてしまえば、光は炎となって燃え上がり、人を殺す。ならば愛する感情などなければよいーーそんなお話でした。 そんなの悲しすぎるよ……と思ってしまう。たくさんの悲劇は人間の感情に起因する。であればそれを最小限に抑え込めば良い。伊藤計劃『ハーモニー』を彷彿とさせる絶望があった。 「その光が落ちないように」は、希望、つまり光が落ちて絶望にならないように、そして涙(光)が滴り落ちないように感情を殺す、という意味なのだろう。 『ユア・フォルマ』の手つきで生み出される、感情豊かなキャラクターと、最悪の結末を導くストーリーテリングはさすが。 - 2026年7月16日
- 2026年7月16日
躯体上の翼 (創元SF文庫)結城充考読み終わった荒廃した世界、黒くて巨大なアーキテクチャ、愚かな軍人、人造物の戦う少女の出てくるお話が、悲哀を感じる温度の低い文体で綴られている。 主人公の少女、員はもう文書しか残っていないネットの上で出会ったcyという友人を守るため、211隻の戦艦に1人で立ち向かう。そして、自らに組み込まれた道具であるという意志に抗い、“人間であろう”とする。 一方で、船団の旗艦に乗り込む高等師団長は早々に人を解かれ、情けない姿を晒し続ける。軍のシステムであろうとしても、軍人の矜持の下に死のうとしてもそれは叶わず、“人間であってしまう”。 この2人の対比が特に美しい。他にも絶望的に人望のない軍人だったり、復讐に燃える娼婦だったりさまざまな人物の思惑が絡み合い、人が死んだり死ななかったりする。不条理だけどそれが戦いであるという冷たさ。 ラストはとても悲しかった。その悲しさが、もう一歩届かなかったその姿が美しくもあるのだが。 - 2026年7月15日
読み終わった「what we want」の続編。前作で登場したゼフェドというウミユリ状の異星人サムライ、通称【平林君】と地球人研究者のファーストコンタクト。 なぜ平林君というあだ名なのか後半で明かされるが、膝を打ってしまった。オキシ作品の醍醐味である理由づけが本作でも輝く。 ゼフェドは海底で獲物が来るのをじっと待つ種族(ベントス)の末裔。対する地球人は回遊する魚(ネクトン)の末裔。しかし平林君は宇宙を回遊する旅に、主人公は海底でじっとしているベントスの研究者に。冒険者は嫌いと宣う主人公だが、ラストで自身も人間からかけ離れた生物にロマンを感じる「冒険者的マインド」をもっていることに、平林君に感化され気づく。 微細な設定とキャラクターの対比が輝く良作。 - 2026年7月14日
What We Wantオキシ・タケヒコ読み終わったギャグとSFギミックを楽しむ作品なのかと思えば、根幹はエスニシティの話だった。 地球外生命が地球の文化に馴染み、自身の種族にはない特質を獲得してしまい、アイデンティティが揺らぐ。しかし、「あなたはあなたであり、それで良い」と肯定してくれる人がいる。黒でも白でもないグレイであって、それでもいいんだ、と。 それが「大阪弁って伝染しちゃうよね」みたいなあるあると重なって、実感が込み上げてくる。すごい仕掛けだった。 誰かを肯定してあげられる人間でありたい、そう思える作品だった。 - 2026年7月12日
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