
ソナチネ
@sonatine
2026年4月28日

大工日記
中村季節
読み終わった
30代半ば女性が家業の大工になる。と聞くと大工という男社会の中での奮闘記という感じを受け取るかもしれないが、正直そのような印象は受けなかった。慣れない職場で、自分の視点から見える日々の生活、職場を記述しているといった方が良い。女性ならではの苦労が時折出てくるが、主題ではない。家族や仲間、日々現場で顔を合わすことで親近感が増してくる描写など、人を観察する視点が面白い。また、著者が文章を書くのが好きなんだという思いが、ひしひしと伝わってくる。
