
Reading Penguin
@binetsusan
2026年4月28日

読み終わった
『黒魔術がひそむ国 ミャンマー政治の舞台裏』読了。一見トンデモ本だが政権・反政権幹部への綿密な取材に基づいている上質ルポ。
「女の大統領が生まれる」という有力な占星術師の予言を受けて、軍政トップのタンシュエとテインセイン首相のお歴々が「ヤダヤ(厄祓い)」のために女装して公式夕食会に出席。ラオスとの首相会談でもテインセインは女装で臨む…とは…
刊行は2020年のクーデター前夜なんだけど、その後アウンサンスーチーの陥る苦境とかについても(占いとは別の)予言めいた記述がちらほらあり面白い。貧しい国の奇習と切って捨てるのは簡単だけど、今やアメリカがあんなんだからなあ…という意味で、改めて読まれるべき本だとも思う。
ビルマ人は釈迦族の末裔を自称するだけあって、宗教を馴致していく感じというか、脱植民地化のプロセスやナショナリズムに仏教を自然に接続する感じがなかなか上手くて、福音派ってさあ…という気持ちにもさせられた


