三井 "白い鹿 (ハヤカワ文庫 FT..." 2026年4月29日

三井
三井
@0047ab_reads
2026年4月29日
白い鹿 (ハヤカワ文庫 FT 68)
白い鹿 (ハヤカワ文庫 FT 68)
ナンシー・スプリンガー
《あらすじ》 遥かな昔、まだ創世の魔法がこの世にとどまっていた頃、アイルと呼ばれる小島があった。ある日、この地に不思議な少年へヴァンが現れた。〈ものいう石〉の御告では、彼こそ神々の末裔──アイルを統べるべき〈上王:ハイ・キング〉であるという。これを心良く思わぬ闇の力〈長衣の君〉は、魔法の釜を用いて死者たちの軍勢を組織し、へヴァン殺害を画策していた。へヴァンは、これを知るや〈長衣の君〉討伐に旅立つが……。 《感想》 このブロマンスを読んで欲しい!とお勧めされて読んだ本。 べヴァンが本当に美麗で好きだ〜って思っていた。人に愛され、人を愛したように見せつつも心の奥には誰も触ることができないところがあるようなひと。 これもまた美しい、風のような人であるエリドと惹かれあう、美男美女物語から始まって、そろそろそこにも慣れてきた頃にエリドの従兄弟で、エリドを娶ることを当然としていたクインが舞台上でスポットライトを浴び始める。クインははじめべヴァンを恋敵と気にしていたものの、べヴァンに命を救われ、次第に彼を愛し始める。その愛──忠誠をうけてべヴァンも、クインを唯一無二の存在として扱っていく。 急角度でブロマンスになっていったあたりで、アツいわこの物語はと天を仰いだ。男女の恋愛も素敵なのにブロマンスが出てくるとそっちが好きだ…ってなるのはもう癖なんだろうね。 そう、関係性オタクであるわたし。ブロマンスって最も美しく見えるのだよね。 何度も命の危機をかいくぐってきたべヴァンとクイン。べヴァンが死にかけた時に、クインはなんとか救い出して、彼の無事を確かめた時、「口では言えないくらいにほっとしている」といったり、死んだかと思ったと泣きそうになったり(べヴァンに触れられて結局号泣するのだけど)、不思議な縁で結ばれた彼らが紡ぐ物語は本当に素敵だった。 ハイファンタジーはあまり読まないので、新鮮なきもちで読んだ。途中全てを理解できたとは言えないけれど、べヴァンとクインとエリド、3人の関係を楽しみながら読み終えた!
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