
芦戸
@acidgoodluck26
2026年4月29日
読み終わった
全く読書する気分じゃない時期に突入しているので、さらっと読めそうなこれを読んだ。感想としては、ちょっと厳しい。
ラノベだとは思うんですが、作品が持っている要素がことごとく魅力的に見えなかった。時代設定はそれっぽいのに地の文に平気で「シュール」とか書くし、異形の存在に理論を適用すると口では言うけど形だけに見えてしまった。作品には異形の性質もバックボーンも実感を伴って描かれてはおらず、ただそう設定されただけに見えた。特に吸血鬼はひどくて、何百歳も生きた存在とは思えないほど人格的に厚みもなければ印象的な台詞回しがあるわけでもなく、登場する特性がことごとく推理に役立つだけのパーツで存在としての説得力が皆無。伏線回収しましたって展開が来るたびにうんざりしてしまった。理論とは言うけど単にそれっぽいだけで、ラノベだからいいのかもしれないけど、「ラノベだからこんなもんだよね」程度の作品にきっちり収まっているのが残念で仕方がなかった。
主人公一行の掛け合いも、軽いのはいいにしてもセンスが感じられず、ちっとも記憶に残らない。「個性豊かな格好と言動をする」だけの、無個性な人たちが代わる代わる現れたようにしか感じることができず、西尾維新に間に合ってない西尾維新だった。
ストーリーも、人造人間はオチのオチまで予想通りで、クリフハンガーにも心動かず、すごく残念だったなあ。青崎さんの作品は体育館の殺人(トリックもキャラもチープなうえに予想通りでがっかりした)、始発風景なんとかは氷菓を頑張ってやっててよかったねって感じで特別面白くはなかったし、地雷グリコは第一話を読んであまりにも登場人物が間抜けすぎて耐えられず、一貫して作家さんの力量不足を感じてしまいます。楽しめなくて本当に残念という気持ちはあるんです。2巻も買っちゃってるので、いつか読むかもしれません。