
白玉庵
@shfttg
2026年4月29日

美術という見世物
木下直之
かつて読んだ
好き
@ 静岡県立美術館
水木しげる展から、静岡県立美術館開館40周年記念展へ。若冲のポスターだけで何だかよくわからないが行ってみたら、大充実の素晴らしい企画展だった。
「美術とは、美術館とはなんなんだ」と自館の作品を駆使して考える、今までに見たことのない展示で、2025年度の作品購入予算が100万円しかないことまで赤裸々に開示されていた。
私が木下さんを大好きになったこの本に通じる、生人形や絵馬や、「美術」の周縁部の展示も、若冲の白象群獣図を捏ねくり回して見せる展示も、本当によく考え抜かれた記念展だった。個人的にはずっともやもやしていた額縁問題のとっかかりができてよかった。こんなに人が少ない環境でためつすがめつ自分のペースで若冲を見られる機会は、今やほぼないです。
思えばつげ義春展、高島屋の象展、そしてこれと木下直之三連荘である。この展示は絶対に巡回しないので、気になる方はぜひ静岡へ…
追記:図録(2000円切ってます、安い)を読み始めたら、発端は『美術という見世物』だと書かれていました。やっぱり!この本が好きな方は必見ですね。











