六花 "さよなら、ニルヴァーナ (文..." 2026年4月30日

六花
六花
@rikka-momohana
2026年4月30日
さよなら、ニルヴァーナ (文春文庫)
圧巻。あの事件がモチーフになった虚構。今日子も莢もなっちゃんも、少年Aも、みな「母」に苦しんでいる。莢の「私がお母さんになったら、私のところに生まれてくればいいね」「悪いことしたら、きちんと叱ってあげる」に泣く。莢の腹痛は象徴的な喩なのだろう。お父さま、神さまとは。さよなら、ニルヴァーナ(涅槃、解脱)。生きて、書いて、苦しみ、迷う、そうしてから死ぬのだから。もっと地獄を生きる。「中身」を見たい、それを書きたいから、因果のただなかにいる覚悟。作家の業だ。紫式部も地獄に落ちたとも言われる。
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