
汐見
@siomi250927
2026年5月1日
忘れられた巨人
カズオ・イシグロ,
土屋政雄
読み終わった
記憶の忘却にまつわる物語。過去に何が起きたかを忘れたまま、目の前の幸せを信じるのか。霧に覆われていた辛い真実を再認識しても、変わらずに愛や幸せを感じることができるのか。
登場人物たちのそれらについてと、自分の身に置き換えたそれらについて考えた。
旅の行程で老夫婦が支え合う姿が微笑ましかった。物語の語り手(主に老夫婦の夫)が忘れていることはこちらも読むことができないので、後半になり記憶が晴れるにつれて彼らに新しい印象が生まれたりも。今現在の人となりでその人を見るか、過去にしたことがどうしても障害になるか。現実ではケースバイケースだろうなあ。できるだけ今の方を尊重したいとは思う。


