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汐見
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@siomi250927
ゆるっと記録。日々読書、休日音楽🎻
  • 2026年8月14日
    名前のないカフェ (新潮クレスト・ブックス)
    名前のないカフェ (新潮クレスト・ブックス)
    少し前に読んだ本。 『ある一生』がすごく好きだったので同じ著者のこちらも楽しみにしつつ。 人生について静かに考えたくなるような本。 近所に行きつけにしたくなるカフェがあるのは街に明かりが灯るようなものだなあと思った。家ではなくレストランほどでもない、顔見知りの集う一息つける場所。 カフェの店主を中心に、店を訪れる人々の群像劇でもある。
  • 2026年8月14日
    官僚たちの夏
    官僚たちの夏
    知人の紹介で読んだ本。面白かった。 高度経済成長期、1960年代の通産省の官僚の世界。 中心人物の風越はすごいキャラクターだなあ。五角形パラメータでいうととても歪な形をした人物。 突出しているところとあまりにも無防備なところと。 憎めない……けどもっと上手く立ち回ってほしいと周りと一緒に複雑な気持ちになった。 風越が「主人公」の物語ではなく、たまたま風越を中心に据えて見た一連の情勢、という感覚。 自身の出世に関しては意外なほど達観していて、それが究極のオプティミストゆえでもあるというのが面白かった。
  • 2026年8月14日
    虚弱に生きる
    虚弱に生きる
    他人の体調は決して本当の意味では理解し得ないものだから(誰しもお互いに)大変だよなあ。 たまに訪れる元気な日には時間が長く感じられる、というのが印象的だった。自分はごく稀に熱を出したり、割とよく肺に穴が空いたりの不調時にじりじりするほど時間を長く感じてきたので。
  • 2026年8月11日
    優駿 下
    優駿 下
    上巻から三年後、上巻と同じく5人の視点による各章に続き、最後に全員が一堂に会するダービー戦での俯瞰するような終章。 三年の間にたくさんの変化が。誕生に始まった上巻と比べて、下巻は悲しい別れも多い。 北海道の農場と大阪の都市を行き来して、読みながら北海道の空気を吸いたくなる。 登場人物それぞれに人生や物語があり、愛着が湧く。また彼らとオラシオン、北海道の風景に会いたくなったら再読するのだろうな。 そういえば今年は午年でした。ということもあり読めて良かった。
  • 2026年8月11日
    優駿 上
    優駿 上
    良いものを読んだ。下巻とあわせて、読んでいる間いろいろ考えさせられつつ楽しかったなあ。 一頭の牡馬の誕生から物語が始まる。 上巻は、その牡馬に関わる5人の視点で紡がれる五つの章。 立場も年齢ももちろん人格も異なる5人の人生と内面、それぞれに読み応えがある。 競馬や家族関係のドラマチックな展開はありつつ、展開中心の物語進行ではなくて、それに接した人々の立ち居振る舞いや心情が小説の中心になっているところがすごいなあと思った。
  • 2026年8月11日
    センセイの鞄
    センセイの鞄
    自分にはちょっと難解だった。深く読み取れていないと思うけど、文学的な美しさは感じた。 ツキコさんから見たセンセイ、 心細くなった時に思い出す相手であり、居心地の良い人。気安いようであって時々手が届かないと感じる人。 作品性とか抜きにすれば、センセイの内心も知りたかった。 一方は恋愛で、一方は親愛だったのかなとも思う。
  • 2026年8月6日
    クスノキの番人
    複数の人からお薦めされたことのある作品。 東野圭吾さんの、ファンタジー要素のある小説。殺人無し。 読了感が良かった。人の気持ち、隠すことのできない本心を預けることと受け取ることの重たさ。受け止って何を為すかもその人次第。 この本を自分なりに一言で表すとしたら、人を敬うことについての物語かなと感じた。
  • 2026年8月5日
    ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
    お借りして読んだ本。 文章はとても読みやすく、合間に挟まる漫画はとても愉快で楽しんだ。 ヤマザキマリさんのお母さん、とても懐の大きな人。パワフルでポジティブな面と同時に、表に出さなかったたくさんの葛藤や悩みがあったのではないかなと思う。特に子どもたちが幼い頃。 回想に出てきたI先生もとても素敵だった。 駆け引きのない無償の家族愛。 呆れたり泣いたりわらったりしつつも、毅然と前へ進む。 社会で活き活きと、一生懸命に働き満足している姿を見せることも素晴らしい母親のあり方。 など、きらきらと光るような文章がたくさんあった。 母親のあり方はもちろん一つではないし、母親としても身近な大人としてもかけがえのない存在であったことが伝わってくる。
  • 2026年8月4日
    タタール人の砂漠
    タタール人の砂漠
    文章が好みに合い一気読みに近かった。 20代の内に読みたかった。当時の自分がこの本から自らを鑑みることができるかは分からないけど。今20代の人にはお勧めしたいなあ。 現状維持の間にも時は待ってくれず、人生の時間は取り戻せない。 英雄になれず大勢のうちの一人として生涯を終えること。 悲しいほど「普通の人」の一生として悪くはないと思うけど、客観的に読むと寓意がある。 風景の描写など全体的に抒情的で、読んでいてずっと静かな心地よさがあった。ブッツァーティの他の作品も読みたくなった。表紙のブルーアワーのような青さが、本の雰囲気に合っている。
  • 2026年8月3日
    5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学
    5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学
    ショートショートくらいの短さで、お風呂や入浴にまつわるエッセイ・小説が読める。 全体的にとても軽い読み心地。 お風呂回避(いわゆる風呂キャン)を切り口に書く人も何名か。 宮内悠介さんの短編が少し異彩で印象的だった。 トリの有栖川有栖さんは出だしの一文から重力を感じて、おおーと思った。
  • 2026年8月2日
    spring
    spring
    一気読みしてしまった。約4時間半。 1人のバレエダンサー/振付師を中心として、バレエという舞台芸術の一流の世界を覗く。 登場人物の動く様や表情が目に浮かぶ。命が吹き込まれているなあと何度も思った。 映像を見ているような小説でありつつ、しっかりと文章で心を打ってくる。恩田陸さんの昔から好きなところ。
  • 2026年8月1日
    空、はてしない青 下
    空、はてしない青 下
    旅の中での人との出会い、2人の過ごした時間、家族との再会。 忘れていくことの怖さ、心に刻み込まれた記憶。 物語の結末を見届けることができて良かった。 まさしく、人生は旅であるというメッセージ性を感じた。
  • 2026年8月1日
    空、はてしない青 上
    空、はてしない青 上
    フランスのロードムービー的小説。 若年性アルツハイマー、余命2年と診断された26歳の青年が、ネット掲示板で旅の同行者を募集し、見ず知らずの女性と旅に出る。 変えられない未来が待っていて、そこまでの道のりを読む。 フランスの自然や田舎地方の風景が文章の空気によくあっている。
  • 2026年7月30日
    私にふさわしいホテル
    読みながら思いもよらない展開になっていって面白かった。喜劇的だけど時々悲哀も帯びている。悲哀もいつの間にか笑いに転じたり、紙一重。 主人公の考え方や行動力が自分の枠組みから外れていて、本当に全く異なる人の話を読むハラハラ感があった。 特別ゲスト?(実在・存命の小説家)が作中で本人役として登場してて不意打ちされて笑った。
  • 2026年7月30日
    君が夏を走らせる
    瀬尾まいこさんの『あと少し、もう少し』のスピンオフ的小説。 (元)不良少年、太田くんが主人公ということで楽しみにしながら読んだ。 世界の優しい部分だけを取り出したような話。たまにはこういうものを読んで浄化されるのもいいよねと思うので、良い意味で。 知人の一歳の娘・鈴香との交流はもちろん、太田くんが走るシーンの描写が好きだなあ。 「あと少し、もう少し」という言葉の意味を改めて深く感じることができた。
  • 2026年7月30日
    本日は、お日柄もよく
    読書会でもよく紹介されているし、友人にもファンの多い本。やっと読みました。 言葉の力は侮れない。内容は同じでも、構成や話し方で聴く人の印象が大きく変わる。 私的な場面ではスピーチの上手さは必須ではないかもしれないけど、コツを学び気持ちを届けようと努力する過程も相手への敬意になるのだろうなと思った。 信念のある人がたくさん登場して、爽やかな小説。何度も涙ぐんだ!
  • 2026年7月30日
    バラバラな世界で共に生きる
    リチャード・ローティという哲学者の思想を解説しながら、「リベラル」のあり方を問い直し、他者や公共との関わり方の前向きな可能性が提示される。 私たちは本質的なことを持たない偶然に満ちた存在であるという考え方。みんなバラバラなことを理解し、バラバラなままで「連帯」を目指すこと。 「人間や社会は具体的な姿形をとったボキャブラリーである」というのも興味深かった。ことばの持つ力や誘導性は悪用もされ得る。公の場で恣意的に使われる言葉、無意識に人々が口にするようになってきた言葉、など社会のことばの変化にもできるだけ敏感でありたいと思った。
  • 2026年7月25日
    ブティック
    ブティック
    Audibleにて。 書名のブティックは「M&Aブティック」から。M&Aのアドバイスやサポートを全面的に行う集団や会社、とのこと。 不正に従えず大手銀行から少数精鋭のM&Aブティックに転職した、熱意ある若者が主人公。 主人公もM&A領域に馴染みのないところからのスタートなので、優秀な先輩に一緒に教えてもらっているように読める。 クライアントの判断にやるせなさを感じたりもしつつ、全体としては池井戸潤さんらしい爽快感がある。主人公よりもクライアントたちに苦難が多い。
  • 2026年7月25日
    女王様の電話番
    この出だしの一文はいつかSNSで話題になりそう。 読んでいてちょっと『BUTTER』に近い感覚もあったかなあ。女性から女性への精神的な依存が見えた辺り。 自分の嗜好に名前が見つかって楽になることもあれば、ラベリングにより苦しくなることもある。 多数派とか周囲の目とかを気にせず自分の感覚に素直になれたら生きやすいのだろうけど、それが難しいのが現代を生きることでもある。のかもしれない。
  • 2026年7月25日
    第三者返答って、何だろう
    第三者返答って、何だろう
    p.3 "「第三者返答」とは、「話しかけてきた人の見かけの印象などから、その人との意思疎通が問題ないにも関わらず、無視して、その人と一緒にいる人に返答すること」と定義されています。" この本は中学校での必読書になれば良いと思った。それ以上の世代は全員が自発的に読むべき…というと言葉が強いけど、読んで絶対に損はない。2時間程で読めると思う。 誰でもどこかの場面で第三者返答をする可能性がある。別の場面では第三者返答をされた側で、不愉快な経験をしていたとしても。 悪気はなく無意識にということが多く、だからこそ知っておくだけでどういう対応をすれば相手を尊重できるのかが本書を読むと見えてくる。 かなりケースバイケースなので、最初に当人にどのように応対するのが良いかを訊く、また都度の対話が大事なのかなと思った。透明人間扱いしないこと。 余程有事で迅速な対応を求められる時を別にして、数秒数分、辛抱強さと余裕を持つこと。
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