キミドリ
@kimidori608
2026年5月1日

ナルコトピア
パトリック・ウィン,
加賀山卓朗
読み始めた
借りてきた
昔からドラッグのハナシに目がない。あれば片っ端から借り、政治的な力学と個人の物語がカネと暴力で極めて密接に結びついており、かなりの分量でも概ね読み切る。今回も極めてリアルで切迫感溢れるインタビュー集で楽しみ。GW中にある程度まで読みたい。
いままでのメキシコや南米系が多かったが、今回はミャンマー等のいわゆる「ゴールデントライアングル」である。麻薬がもたらす莫大な資金で維持される「麻薬国家」を追う。
キミドリ
@kimidori608
P18
ここに問題がある。 uwsa は密林に生息するただのマフィアではなく、ワ州と呼ばれる人口50万人以上の正真正銘の民族国家を運営しているからだ。
なぜアジによる自由チベット運動のようなものが生じないのか。それはワ人が自ら自由を獲得したからだ。しかし、西洋人の目から見ると、それは間違った方法で獲得された。違法薬物を生産し、その利益で武器を購入して外部者から自分たちの土地
を守ることで。
uwsa は東南アジアにおける麻薬取引の中心にいて、毎年メスだけで600億ドルを稼ぐ。ほとんどの「本物の」国家の経済規模をはるかには上回っているのだ。
P21
彼らはその男をスーパースターと呼んだ。 dea の支持役達は今でも尊敬の念を持ってその男について話す。秘密情報の提供者は誰からもめったに賞賛されないから、これは異例のことだ。
(略)スーパースターは違った。他の情報提供者と異なり、大学院生のような指示役がビルマ国内のセーブハウスを訪れると、彼はでに分厚い報告書を用意して待っていた。手書きのその報告書にはヘロイン製造者を口にある。アヘン畑の位置情報だけでなく、腐敗警官のリストまで含まれていて、犯罪年間さながらだった。