
てらだ
@yoknel
2026年5月2日
ミトンとふびん
吉本ばなな
読み終わった
出会いや別れによって生じた悲しみや喜びを見つめて、日々を生きていく人たちの短編集。だった気がする。
1編読んでは置き……を繰り返していたから初めの方の記憶が薄れていて、よかったなあという印象がふわっと残っている。数年後に読み返しては忘れ、また読んで、としていく内に自分のなかに何かが溶け込んでいるのだと思う。
『情け嶋』で、神様から見た人間を『夜空に輝く星の粒々みたい。夜空を構成するきらきらした光みたい』と例えたところが素敵だった。後に出てくる、自分を見つめる他者のまなざしは、自分の中の愛情が見せている幻影だ、という部分を踏まえると、主人公が人類・世界をどう捉えているかが見えて心が緩んだ。
私は元夫さんのように考えて、人間関係においてリスクヘッジをしがちなのだけれど、何かを見定めるのではなく、相手と過ごす時間をフラットに楽しんでいきたいな〜と思った。


