
ゆい
@no1sin
2026年5月4日
死体でもいいから、そばにいてほしい
クォン・イルヨン,
中川里沙
読み終わった
著者は韓国初のプロファイラー。科学捜査が未整備だった時代に独学で犯罪心理分析を確立し、犯罪心理学を社会に広めた第一人者だとのこと。
「人はなぜ他人を傷つけるのか」「なぜ悪は生まれ、進化するのか」を徹底的に掘り下げるという紹介に惹かれて読んでみたのだけれど、色々な話題に浅く踏み込んではすぐ次へという流れの繰り返しで、口頭説明が前提のスライドをずっと眺めているような気分になる。
キーワードはたくさん提示してくれるので、取りこぼしていたものや気になったものを自分で調べるきっかけにするための本といった印象。
犯罪心理に対する一般認知度の違いなどから、韓国の読者層には違った受け取られ方をするのだろうかと考えたりした。
【オーストラリアの地位命令制度】
>誰が見ても精神的に不安定だと思われる人がいたら、地域の察、精神科医師、臨床心理学者、地域住民の代表が集まって会議を行う。そして患者を保護し、地域の安全のために強制入院を命令するのだ。治療費については国が負担する。(P.104)
【電子アンクレット】
性犯罪者に装着させるGPS機能つきの足輪
【修復的司法】
>犯罪を、単に「法律を破った行為」として罰するのではなく、「人や地域社会に生じた害悪」と捉え、その修復を目指す考え方のこと(P.204)
などの話題は気になった。