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ゆい
ゆい
@no1sin
  • 2026年5月23日
    ハッピーバースデイズ
    子どもを産むことに強い忌避感を持ちながら、人間の出産シーンに性的興奮を覚える主人公・北子の物語。 不用意に電車内で読み始めてしまいわりと気まずく、面白かった。 「俺の頭蓋骨がさ〜」から始まる終盤の伸一のせりふが好き。
  • 2026年5月18日
    自然のものはただ育つ
    自然のものはただ育つ
    図書館で借りて読了したが、半ばまで読んだ辺りでこの本は必ず買って手元に置くと決めていた。 読んでいる間にピューリッツァー賞を受賞したようで、大手書店から在庫が消えかけていた。すぐ重版がかかるだろう。 長男を16歳で、次男を19歳で相次ぎ自死により失うという、壮絶な状況に置かれた作家によるエッセイ。 >でも、行き場がないというその考えは、ヴィンセントが死んだいま誰にも驚かされないという発言と同じように、誇張した表現だ。苦しみが大きいとき、そうした誇張は避けがたい。感じたことがろくに吟味されないまま、考えたことのような顔をするのだ。それどころか事実のような顔を。 >今回は感じたことが、考えたことや事実であるかのように勘違いしないよう気をつけている。(P.31) と書く著者の、徹底的な眼光の鋭さが全編に張り詰めた緊張感をもたらしている。 ぱっと見のタイトルと書影から想起されるような、ある種セラピー的な雰囲気は全くない。 ごくシビアな面を持つ本書はしかし、喪った子どもたちへの深い愛で満たされている。往々にしてそれを包むことになる、甘やかな感傷を極力排して表される愛。 彼女の際立った観察力と記憶力、表現力によって書き起こされる在りし日の息子たちの人となりは個性にあふれ、とびきり魅力的で時折危うい。彼らについての具体的なエピソードの数々がこの本をひときわ素晴らしいものにしている。 ティーンエイジャーが、とりわけ自死を選ぶ子どもが親に自らの心のうち全てをさらけ出すことはほとんどの場合ないだろう。子を喪った親が子どものことを語るときには、さまざまな理由からその子との思い出の美しい部分を掬い取りがちであろうとも思う。 命を絶った子どもたちがこの本で語られることをどう受け取るのか(ちなみにこのエッセイは基本的には弟のジェームズのための本とされていて、先に旅立った兄ヴィンセントのための本は別にある)、第三者には全く判断のつかないことだけれども、少なくとも子どもたちを一人の人間として尊重するため、考えに考え抜いて綴られた言葉ばかりだということは文章が信じさせてくれる。 大切な人を喪った相手と関わるときにまで自分を主役にしてしまう人々、的外れな行動をしてしまう人々を語る書きぶりのエッジの利き方も印象的だ。 一方で、真に相手のことを想って寄り添える聡明な人々のあり方も心に残る。 徹頭徹尾死に向き合う本であると同時に、思考というものの凄味を思い知らされる本。この先の岐路で何度も読み返すだろう。 > 私の庭は希望や再生の比喩にはならない。花に明るさや楽観の使者となる務めなどない。自然のものはただ育つだけだ。自死願望のあるバラも怒るバラもいないし、抑鬱状態のユリも反抗的なユリもいない。植物が目指すところは一つだけだ。生きること。生きるために、可能なときは育つし、必要があれば休眠に入る。死ぬまでは生き──やがて自然が定めるままに死ぬか、ほかの自然の要素に切られるかだ。庭はいっときだけ場をとっておくもの。花はプレースホルダー。(P.91) > 子どもが死ぬと、動詞も死ぬことがある。子育てする、養育する、パンケーキをZより先の文字に形作る。こういう死んだ動詞は、時間の琥珀に包まれた蜂や蟻や蝶のようなものだ。 死なない動詞は「いる」だ。ヴィンセントはヴィンセントでいたし、ヴィンセントでいるし、ずっとヴィンセントでいるだろう。ジェームズはジェームズでいたし、ジェームズでいるし、ずっとジェームズでいるだろう。私たちは二人の親でいたし、親でいるし、ずっと親でいるだろう。いまと次とか、いまと後なんてものはない。いま、いま、いま、いまだけだ。(P.113)
  • 2026年5月9日
  • 2026年5月4日
    実家暮らしが楽しい
  • 2026年5月4日
    死体でもいいから、そばにいてほしい
    死体でもいいから、そばにいてほしい
    著者は韓国初のプロファイラー。科学捜査が未整備だった時代に独学で犯罪心理分析を確立し、犯罪心理学を社会に広めた第一人者だとのこと。 「人はなぜ他人を傷つけるのか」「なぜ悪は生まれ、進化するのか」を徹底的に掘り下げるという紹介に惹かれて読んでみたのだけれど、色々な話題に浅く踏み込んではすぐ次へという流れの繰り返しで、口頭説明が前提のスライドをずっと眺めているような気分になる。 キーワードはたくさん提示してくれるので、取りこぼしていたものや気になったものを自分で調べるきっかけにするための本といった印象。 犯罪心理に対する一般認知度の違いなどから、韓国の読者層には違った受け取られ方をするのだろうかと考えたりした。 【オーストラリアの地位命令制度】 >誰が見ても精神的に不安定だと思われる人がいたら、地域の察、精神科医師、臨床心理学者、地域住民の代表が集まって会議を行う。そして患者を保護し、地域の安全のために強制入院を命令するのだ。治療費については国が負担する。(P.104) 【電子アンクレット】 性犯罪者に装着させるGPS機能つきの足輪 【修復的司法】 >犯罪を、単に「法律を破った行為」として罰するのではなく、「人や地域社会に生じた害悪」と捉え、その修復を目指す考え方のこと(P.204) などの話題は気になった。
  • 2026年5月2日
    AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて
  • 2026年5月1日
    物語ることの反撃
    物語ることの反撃
  • 2026年4月29日
    シェル・コレクター
    シェル・コレクター
  • 2026年4月29日
    みじかい髪も長い髪も炎
  • 2026年4月21日
    あやとり
    あやとり
  • 2026年4月21日
    感電しかけた話
  • 2026年4月21日
    死のやわらかい
    死のやわらかい
  • 2026年4月21日
    たのしい保育園
  • 2026年4月15日
    [フォトミュージアム]世界の廃墟図鑑
    [フォトミュージアム]世界の廃墟図鑑
  • 2026年4月15日
    物語要素事典
    物語要素事典
  • 2026年4月15日
    風味の事典
    風味の事典
  • 2026年4月15日
    クローディアの秘密
    クローディアの秘密
  • 2026年4月14日
    われわれの雰囲気
    われわれの雰囲気
  • 2026年4月13日
  • 2026年4月12日
    死なない猫を継ぐ
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