
読書メモ
@readyomu
2026年5月5日

重度知的障害のお子さん(くーちゃん)を育てている漫画家が、高次脳機能障害と片麻痺とてんかん持ちの26歳年下の男性(にしこ)と不倫して再婚する実話。
このマンガ、続編で離婚してて続編のほうがいろいろ考えされる感じだった。
二者間のことなので、マンガに描かれたエピソードがどこまで公平に描かれているかはわからないが、気になったところ。
・作者がにしこに対して「あなたを引っぱりあげたつもりだったのに」という。作品だけでなく、YouTubeにも2人の姿を撮った動画があるが、パターナルな関係性だったことを思わせる。それは破綻するだろうと正直思った。
・作者はにしこの脈絡のない行動に怒るが、高次脳機能とは、そもそもそういう障害ではないか。知的障害のお子さんがいても精神障害のことは理解が浅いのではないか。
・にしこの「作者はくーちゃんを甘やかしている」という指摘。精神・身体の障害を持つ人でも、知的障害のことはわからず、「自分ができたから」をもとに要求しようとする。
と、この辺に難しさを感じた。
あとは、作者の元夫(くーちゃんの実父)もわりと謎の人物。作者のことを見下していて、くーちゃんのことも大事にできてないように見える。しかし、くーちゃんのために保育士資格を採り、福祉職に転職するようなところもあるんだよな。どういう気持ちだったんだろうか。
作者もいろいろ心の傷を抱えていそう。しかし、ガッツで困難を乗り越えてしまっていて、そのために傷に向かい合う機会を逃しているのではないだろうか…と感じた。
読むと複雑な気持ちになる作品。