
CARPEDIEM
@Carpediem911
2026年5月5日
不自由から学べること
川原マリア
読み終わった
@ 自宅
今年読んだ本 Part.6
不自由から学べること。もっと哲学的な内容の本かと思ってたけど、修道院出身の人の書いた自己啓発的な本だった。内容もさることながら、修道院生活をしてた人が書いているというのにびっくり。この現代の日本で修道院・・・?と思ったけど、実は意外と調べてみたらたくさんある。海外の事例でもそうだけど、なんとなく歴史遺産というか、観光地やブランド化してるようなイメージもあったけど、今も500近くの修道院が実は日本にあるということに驚いた。例えば、北海道には有名なトラピスト修道院があるけど、完全にバターやクッキーのイメージしかなかった。恥ずかしい。。。
https://hakodate-kankou.com/spot/189/
海外も含め、修道院の特産品が時代を超えてブランド化されて有名になってる例(イタリアのSanta Maria Novellaとかサン・ジャコモ修道院とか)は多いけど、修道院自体の歴史だったりもちゃんと知っていきたいなと改めて実感。
https://phaeton-fragrance.com/blogs/column/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E9%A6%99%E6%B0%B4%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%89%80-carthusia
肝心の書籍の中身でいうと、不足・制限・滅私・他者・運命という5つの不自由から、それぞれのトピックベースで修道院の生活とリンクをして書かれている。他の自己啓発の書籍でも扱っているようなトピックが、修道院生活というアングルで再度書かれている感じがあって、なるほど!というよりは、たしかにそこもリンクするかもねー、といった感じでサクサク読めた。逆に言うと、あまり考えさせられるような粒度や切り口ではなかったから、そこはちょっと期待に合わない人もいるかも。直近、贈与論の本を読んでたこともあってか、同じような記載があったのも印象的だった。やっぱり宗教的な観点でそういった原典にもあたってみたらいいのかもしれない。恩返しではなく、恩送りという概念が紹介されていて、お返しを返してくるような人ではなく、お返しができないような人に施すというのが、とてもキリスト教っぽい。施しを受けることの罪悪感やお返しをしなくては、といったプレッシャーに縛られることなく、その時その場でなくても、未来の誰かに恩を送っていくことが大切なのかもしれない。
