ほんよみたい
@honyomitai
2026年5月5日
帰ってきたヒトラー 下
ティムール・ヴェルメシュ,
森内薫
読み終わった
解説に「ヒトラーは徹底的に「オレ文脈」でのみ発言する。ゆえに本来的な意味で会話が噛み合わない。しかし、相手にとって都合のいい誤解をさせるだけの余地も微妙に存在する。その結果、一種の精神的な「商談」が成立してしまう…これは、客観性を呑み込むほどに巧緻な主観を戦略的に活用した、特異で強力なコミュニケーション術といえる。」(P276)とあったけど、これが小説内で展開されている様がユーモラスに感じられることが怖いところ。「オレ文脈」があまりに続くと突っ込むことも疲れるというか、「まぁこういう人だからね笑」という諦めと共にそれが常態化して慣れていくことの怖さ。
ラストも良かった。この本を読み終わったら続けて「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」を読むと良い。
