
Sanae
@sanaemizushima
2026年5月7日

読み終わった
アナキズムQ&Aからこちらの本を知り、読んでみた。
今まで触れてこなかった世界なだけに、ちょっとぶっ飛ぶ概念もあるし、よくわかることもあるし、知らなさすぎてついていけない部分もある。ついていけないながらもなんとか読了。
“日本では「社会参加」という言葉は、「自己実現」ないし「生きがい」といった言葉に接合し、フレキシブルな労働と、フレキシブルな福祉供給を同一の平面で語ることを可能にしてきた”
“公的年金の支給開始年齢の引き上げを狙う福祉政策と、労働市場での高齢労働者の早期退職を狙う企業の思惑は、「労働」概念を「社会参加」概念に転換することによって戦略上の一致点を見出す。(p57)
2003年に書かれた本で、ちょっと今後流れが変わってきそうではあるが、確かに言われてみれば、の感はある。
介護保険の在宅医療現場で働いていたことがあるが、社会参加は要介護者にとってさえも、わりと重要な位置を占める。
外出すること(デイサービスなど)、自分でできることはする、こういったことさえも社会参加の一環としてケアプランに組み込まれる。
介護者に依存しがち(そして共依存にもなりがち)な日本に対し、欧州ではそのようなことをあまり聞かない。きっと上のケアプランに入るようなことは社会参加と言わないだろう。
退職の年齢を迎えたらさっさと去る欧州に対し、日本はわりと働けるまで働くことを希望する人が多い。
そのズレもあって、日本の考え方に擦り合わせて著者は論じているはずであるが、個人的に少しズレを感じる部分もある。
他にも興味深い点はあったが、うまくまとめられない。頭にしまって、熟すのを待つことにする。
読みが甘いのは承知だが、これからもちょっとずつこういう社会の問題について勉強していきたい。








