
高橋典幸
@takahashinoriyuki
2026年5月7日

クヮルテット (集英社文庫)
なだいなだ
読み終わった
@ 電車
「セロ」=傍聴人主観、「第一ヴァイオリン」=証人主観、「第二ヴァイオリン」=検察官主観、「ヴィオラ」=被告主観。とある裁判の証人尋問で同じ法廷にそれぞれの思いで居合わせていた4人。全4章。それぞれの立場の登場人物が、心の内で、実はどのような心情であったのかが各章それぞれの主観で描かれる。その4人が、お互いに聞こえた声で、お互いに見せた表情や所作で奏でた証人尋問『クヮルテット』。と、同時に並行して、お互いには聴こえないそれぞれ各人の心の中のみで巡っていた声と、見せた表情や所作の実はの心情で奏でられていた証人尋問『クヮルテット』。本作では法定での裁判が舞台ですので登場人物それぞれに明確な立場と役割がある。その立場と役割を明確にもった4人各人の実はあの時の心情は…は、興味深い。読み終わり、このような会話は、日常生活での会話『クヮルテット』でもあることだよなぁと再認識。
