
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2026年5月8日
ロード・ジム
ジョゼフ・コンラッド,
柴田元幸
メコン川
その後も読もうと思うが、疲労のせいか船の揺れがちょうどいいせいか、とにかく終始非常に眠く、寝ては読み寝ては読み、岸にいる動物たち、主に水牛と思しきものらを見るなどしているほかない。
外国行きの郵便船が午後に着いて、ホテルの大きなダイニングルームは、ポケットに世界一周百ポンドの切符を入れた人々で半分以上埋まっていた。旅行中なのに、家にいるのと変わらずたがいに相手に退屈している様子の夫婦が何組もいた。小さなグループがいて大きなグループがいて、一人で重々しく食事している人物がいれば騒々しく美食に舌鼓を打っている者もいたが、誰もがみな、ふだんの暮らしと同じように考えたり喋ったり冗談を言ったり顔をしかめたりで、新たな事物を知的に取り込む度合たるや、上の階に置いたトランクと変わらなかった。(p.106)
なんだか色々なことを考えようと思ってはいたものの、とにかく眠くなにも考えられない。タイ・サンクラブリーでは鳥の鳴き声がいたるところで聞こえてきた記憶があるけれども、ラオスでは鳥をほとんど見ない。首から下げた鐘をならす水牛ばかり見ている気が……と考えたところで、カウベルってそういうこと?となる。調べる気力もない。眠い。
結局9時から18時過ぎまで船に乗っていて、ようやくパークベンという名の村に着く。下船してゲストハウスを見つけ、夕食へ。ラオスカレー。具材を2つ選べとあるのでバッファローと豆腐の組み合わせを選択。うまし。向かいのグループが食べ終わり、すると黒猫が机に飛び乗り食器をぺろぺろ。満足してこちらにきて、椅子に座って待っている。このお店のカレーがうまいことを知っているのは人間だけではない。








