
余白
@ruisui
2026年5月8日

詩歌三国志
松浦友久
読み終わった
草盧にありて竜と臥し
四海に出でて竜と飛ぶ
千載の末 今も尚
名は かんばしき 諸葛亮
——
土井晩翠の『星落秋風五丈原』という長篇詩(349行‼︎)を、李白や杜甫の関連詩歌を絡めて説明してくれている贅沢な本です。
『荒城の月』で有名な土井晩翠が、三国志、三国演義、杜甫をはじめとする中国の漢詩を愛読し、熟読し、影響を受け、触発されて書いた孔明讃歌は、病に倒れ今まさに巨星落ちんとする場面から始まり、若いころ農地を耕し粱甫吟を歌っていた場面、三顧の礼を受け劉備のもとにつく場面などさまざまな場面が描かれており、全体を通してドラマチックで、悲壮感もたっぷり。
巻末にはもちろん、長篇詩全文と諸葛亮の年表も(全文にはできればルビを振って欲しかった…)。本当にめっちゃ感動するので、三国志とか少しでも好きな人はぜひ読んで欲しいです。
ちなみにこの本では『星落秋風五丈原』を(せいらくしゅうふうごじょうげん)と書いていますが、私は(ほしおつしゅうふうごじょうげん)と教えてもらった記憶があります。



