
余白
@ruisui
- 2026年5月13日
血塗られた指輪キンバリー・ベル,北野寿美枝読み終わったパリに旅行中、爆破事件に遭遇し、忘れ物を取りに戻った夫のアダムが行方不明に。 それを機に、夫の実の仕事を知ることになり…… なかなか面白い話しでした。 最後はそこまで丸く都合よくまとまらなくてもいいんじゃないか?とは感じました。ハッピーエンド過ぎて逆に落ち着かないです笑 時々、章の始めにオスカー・ワイルドの戯曲の一節が引用されていて、それが良いスパイスになっています。 —— 過酷な試練に見えることも、じつは不幸の仮面をかぶった幸運であることが多い。 どんな金持ちでも過去を買い戻すことはできない。 答えはすべてそこにある。必要なのは的確な質問をすることだけだ。 真実は純粋であることはめったになく、単純であることは絶対にない。 心は打ち砕かれるために作られた。 - 2026年5月12日
元彼の遺言状新川帆立読み終わった仕事で疲れて、周りをザッパザッパと切りながら進む主人公の話を読みたくなって再読。 最初はあまりの拝金主義というか…恋人に「臓器売ってでも…」まで言ってしまう麗子に引いてしまうのだけど、話が展開するにつれ、だんだん憎めなくなり、最後には好きになってしまう。 なんならちょっと麗子にガツンと言われたいくらいに思ってしまう笑 さあ、明日も仕事頑張ろう。 「ボトラッチ(競争的贈与)」はこの本で初めて知ったコトバ。なるほど。 - 2026年5月11日
先生と僕坂木司読み終わった2巻目の『僕と先生』を読みたいと思ったので、1巻目からおさらい。 もう10年振りくらいの再読。 中学生の隼人くんと、大学生の二葉さんで日常のミステリを解決していく話。 人がどんどん死んでいくミステリも嫌いじゃないが、日常ミステリはやっぱり面白い。 ここで紹介されてるアシモフの『黒後家蜘蛛の会』読みたいんだけど、電子で出てないんだよなあ… - 2026年5月11日
諸葛亮 <上>宮城谷昌光読み終わった先日、「星落秋風五丈原」に関する本を読んだので、手に取った。 諸葛亮の青年時代から三顧の礼で迎えられ、赤壁の戦いら辺まで。 今はまだ、思慮深い青年だなあ…くらいの感想しか持てていない。 下巻が楽しみ。 - 2026年5月10日
フィルムコミック 四畳半神話大系上田誠(脚本),中村佑介(キャラクター原案),森見登美彦(原作),湯浅政明(監督)読み終わった原作を読んだら、当然アニメを見たくなる。 アニメを見たら、この膨大なセリフを知りたくなる(ちなみに、このアニメは字幕が付いていない)。 その膨大なセリフがほぼ完全に載っているのがこのフィルムコミック。 正直読みにくいけど、アニメを流しながら読むという贅沢な時間。 今日の午後4時間半をまるまる良い意味で無駄に過ごしましたとさ。
- 2026年5月10日
火の鳥(1(黎明編))手塚治虫読み終わった一周したYoutubeで三宅さんと竹下さんの語らいを見てから、全巻(黎明編から太陽編まで)読みました。 今までわたしは黎明編しか読んだことがなかったようです。読んだ記憶があるなぁと読みながら思ったのがそれだけでした。 今回は、出版順で読みましたが、2巡目は時系列で読んでみようとおもいます。 一周したくらいで、理解できるような本ではありませんでした。 Youtube観なければ、一生読まなかったであろう名作でした。 黎明編から異形編までを電子で、太陽編のみ紙で購入。物理的スペースが許すなら、紙で揃えたい。。
- 2026年5月10日
黒蜥蜴江戸川乱歩読み終わった読みたい本があったので、その前に予習として読みました。 子供の時、児童館で子供向けのを読んだことがあるので、40年振りくらい、もう少し振り(自身の年齢が恐ろしい…)の再読。 ストーリーは当然ほとんど忘れてました。 かーなーり、ご都合の良い話だったけど、黒蜥蜴は美しいし(しかも自分に対し「僕」という一人称を使う「僕っ娘」だった!こんな昔からいたのね)、明智小五郎はカッコいいし、読んで改めて読めてよかった! そして、この東京創元社文庫版には当時の雑誌掲載時の挿絵?と思われる挿絵がいくつか入ってて、雰囲気出てて良かったです。 - 2026年5月9日
虚空蔵の峯飯嶋和一読み終わった郡上一揆についてのドキュメンタリー風の物語。そのほとんどを公事宿の主人 半七目線で描かれる。 「一揆」について、無知な私は「農民の暴動」というイメージだったが、それは間違いだったようだ。 暴動の記録ではなく、裁判記録を読んだような感じ。 そうか、一揆は法による戦いだったのか。 そして時代が時代だけに、かなり理不尽な決着。 物語としては救いがなく辛かった。 それでも、この辛い「勝利」は間違いなく民衆の「勝利」なのだろう。 - 2026年5月8日
詩歌三国志松浦友久読み終わった草盧にありて竜と臥し 四海に出でて竜と飛ぶ 千載の末 今も尚 名は かんばしき 諸葛亮 —— 土井晩翠の『星落秋風五丈原』という長篇詩(349行‼︎)を、李白や杜甫の関連詩歌を絡めて説明してくれている贅沢な本です。 『荒城の月』で有名な土井晩翠が、三国志、三国演義、杜甫をはじめとする中国の漢詩を愛読し、熟読し、影響を受け、触発されて書いた孔明讃歌は、病に倒れ今まさに巨星落ちんとする場面から始まり、若いころ農地を耕し粱甫吟を歌っていた場面、三顧の礼を受け劉備のもとにつく場面などさまざまな場面が描かれており、全体を通してドラマチックで、悲壮感もたっぷり。 巻末にはもちろん、長篇詩全文と諸葛亮の年表も(全文にはできればルビを振って欲しかった…)。本当にめっちゃ感動するので、三国志とか少しでも好きな人はぜひ読んで欲しいです。 ちなみにこの本では『星落秋風五丈原』を(せいらくしゅうふうごじょうげん)と書いていますが、私は(ほしおつしゅうふうごじょうげん)と教えてもらった記憶があります。 - 2026年5月7日
読み終わった可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である ……(中略)…… 我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根源だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。 ……(中略)…… 腰の座っていない秀才よりも、腰の座っている阿呆のほうが、結局は人生を有意義に過ごすものだよ。 —— 樋口師匠、深い…。 私は大体の本のアニメ化、ドラマ化、映画化において「原作厨」過ぎるところがあるけれど、この作品はアニメの方が好き。この森見ワールドをそのまま増幅させてて素晴らしいと思う。 とか言いながら、原作もめちゃくちゃ好きで、何度めかの再読でした。 - 2026年5月6日
百万ドルをとり返せ!ジェフリー・アーチャー,Jeffrey Archer,永井淳読み終わったコンゲームの古典だそうです。 ハーヴェイの株価操作によって大損害を被った4人が被害総額100万ドルを取り返す話で、いっぺんに100万を取り戻すんではなく、4つのプランで取り返していきます。 最後のプランは、えええ?って感じ。これ偶然やん。 で、さらに最後に紙クズ同然だったはずの株価が…というオチがあって満足満足です。 100万ドルはハーヴェイにとってあまり痛みになっていないし、なんだかんだ憎めない。 読み終わり、ほっこりしました。 長澤まさみさんがやってたドラマ、コンフィデンスマンJPが好きな人は楽しめると思います(ドラマよりジェントルな復讐でした。さすが英国紳士)。 - 2026年5月6日
陰陽師 龍笛ノ巻夢枕獏読み終わった陰陽師6巻目 5つの短編が入っている。 『むしめづる姫』で露子姫が育てた蝶の孵化シーンは幻想的で美しい。 『呼ぶ声の』で博雅が桜を眺めながら、人の生命について語る段 —— 散る桜であればこそ、この世を愛しいと思えるのではないか。やがて、死ぬるのがわかっているからこそ、人は人を愛しく思い、笛や琵琶の楽の音にしみじみとするものなのではないか —— 今、漫画『火の鳥』を読んでいて、人の愚かさをひしひしと感じるので、博雅のこの思想に癒されてしまう… - 2026年5月5日
漂流吉村昭読み終わった航海中に難破し、24で無人島に流れ着いた主人公が37で故郷に戻るまでのドキュメンタリードラマ。 最初4人で無人島に流れ着き、その後仲間を次々と失い孤独に過ごす年月、島に来る渡り鳥の背に乗って帰ろうとする姿は滑稽を軽々と通り越して痛くて哀しい。 その後大坂船、薩摩船メンバーが漂着し、「船を作って帰ろう」と決意し、帰ってくるまでが描かれている。 「帰れない」という絶望感が本編のほとんどを覆っていて、息詰まる読書だった。 - 2026年5月5日
星の王子さまサン=テグジュペリ,ドリアン助川読み終わったみんな大好きな、かつて小さな子どもだった大人への童話。 『人間の大地』のあとに読むと、より感慨が深い。より哀しい。より愛しい。 この本はいくつかの翻訳で所有しているが、今回は49歳からフランス語の勉強を始めたというドリアン助川さんの本を新たに入手して読んだ。 ドリアン助川さんがサン=テグジュペリの足跡を訪ね書いたあとがきも良い。 星空を仰ぎ見たくなる素敵な本。 - 2026年5月5日
竜の医師団4庵野ゆき読み終わったいよいよカランバスを飛び出し、世界が急に広がりました。 「竜のために」竜を騙すようなことをする医師(超優秀)も出てきてヒリヒリします。 同級生たちは今回も大活躍。特にリリ様が素敵すぎました。 次巻は5月下旬発売。 チューダの翼は治せるでしょうか。待つのが楽しみです - 2026年5月4日
六色の蛹櫻田智也読み終わった魞沢 泉シリーズ3作目にして、初の連作短編集です。 6篇の短編が入っています。 最後の6篇目だけは、特に事件が起きるわけではなく、いつもの魞沢さんの悪い予感が外れることで、魞沢さん自身が救われる話になっていて ほっとします。 はあ…再読してもしても面白いです。このシリーズがこれからも続いてほしいと切望。 - 2026年5月4日
- 2026年5月3日
竜の医師団3庵野ゆき読み終わった今回も、面白かったです。 老竜のギックリ腰と消化不良、そして虫歯。 新しい若竜の先天性疾患。 次から次へと疾患が見つかります。 リョウとレオを取り巻くメンバーたちも1人増えます。 4巻はいよいよイズルへ出発。 楽しみ! - 2026年5月2日
イラクサ姫と骨の犬 (ハヤカワ文庫FT)Tキングフィッシャー,原島文世読み終わった面白い設定のファンタジーでした。 主人公が姉を助けるために、不可能を可能に、傷つきながら苦しみながら道を開いていく話でした。 あとがきで、作者はこう触れています —— 児童書作家として、ある編集者に『えんどうまめの上のお姫さま』を改作した話を書けないかと訊かれましたができませんでした。昔からあの話は…そう…苦手だったからです。なぜ王子はそんなに敏感な肌の花嫁を望むのでしょう? —— 私もあの物語ちょっと意味わからなくて、作者の思いに共感しました。 この作品のヒロインは、王女であるのに冒頭から痛みの感覚を失うほど傷だらけになっています。 満身創痍になりながら、姉を助けたいという思いで、自分自身と戦う姿は、美しかったです。 - 2026年5月2日
夜間飛行・人間の大地サン=テグジュペリ,野崎歓読み終わった夜間飛行 孤高のリヴィエールに胸打たれた。 正直彼のような上司の元では働きたくないが、組織を動かすには、社会を動かすにはこれくらい孤独な作業ができないといけないのかもしれない。ファビアンと通信士の最後のシーンは美しく哀しい。たった半日の出来事を描いた話。 人間の大地 サン=テグジュペリ自身の体験などをまとめたもの。砂漠で不時着し、そこから救出されるまでのエピソードは、読んでいて追体験できそうなくらいの描写。 そして名文の宝庫すぎる。 サン=テグジュペリ自身が経験して得た、友情、仲間の大切さがそこここに散りばめらている 野崎歓さんの新訳で読めて良かった。 この二篇が1冊になっていることにも感謝。
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