
橘海月
@amaretto319
2026年5月9日
星くずの殺人
桃野雑派
読み終わった
#ミステリ
「宇宙を身近に」と、破格の価格で宇宙旅行に参加する六人と、彼らを率いるパイロット伊東に添乗員の土師。一行は無事に宇宙ホテルに着くも、土師は伊東の亡骸を発見して…。
宇宙空間で起こる連続殺人、不可思議な謎の解明はもちろん、次々と起こる事態に対応するアクションに手に汗を握る。
読み終えてみると、なるほど宇宙規模の動機とトリックだなと思いつつも、それでいて地球で生じる悩みや葛藤の域を出ていないのではとも感じた。それぞれの宇宙にかける思いも、一見すると宇宙でないと実現できないようでいて、実は日常と地続きなのも。宇宙にいる時ですら、我々は地球と切り離せない存在なのだなと。
登場人物の印象も二転三転しつつ、ある人物に対してウザさは感じつつどうしても憎めない気持ちでいただけに、ラストの落ちはそうくるか!となって笑ってしまった。これは必読。


