
和月
@wanotsuki
2026年5月9日
1+1(ワンプラスワン)
井上荒野
読み終わった
食べ物と飲み物、人と人とのペアリングについての24の短編集。冒頭には美味しそうな料理のイラスト集もあり、目の保養だった。
これ食べたい!となるグルメ小説というより、自分にとって特別な人と味わう食事って良いよなぁとしみじみ思わせてくれる作品。意外な組合せも色々と登場するので、実際に試してみたくなる。甘党かつ紅茶党なので、ミントティーと羊羹、ラプサンスーチョンとダイジェスティブビスケット、阿里山金萱茶とパイナップルケーキは近々食べ合わせてみたい!
お話として好きだったのは〆鯖とズブロッカ、ふきのとうのフリットとレッドアイ。大切な存在との思い出は、時に苦しく悲しい別れと混じりあってしまうこともある。それでも、楽しかった記憶は過去に囚われるためではなく、前に進むためにある。そう思わせてくれる物語だった。




