本屋lighthouse "ロード・ジム" 2026年5月10日

ロード・ジム
ロード・ジム
ジョゼフ・コンラッド,
柴田元幸
彼は私に話していたのではなかった。私の前で、見えない人格と議論を戦わせていたのだ――己の中の、自分と敵対する、しかし不可分の相棒、己の魂を等しく所有しているもうひとつの存在と。これはとうてい、法廷の尋問などで扱いうる事柄ではない。それは生の本質をめぐる微妙にして重大な論争であり、裁判官などお呼びではなかった。彼が求めていたのは同胞であり、助けてくれる人間であり、共謀者だった。(中略)。私は何だか、想像しえないものを把握し理解するよう求められている気がした。(p.127-128) 昨夜、どうも体調が悪い気配があり夜中に薬を飲んだ。起きたらだいぶよくなってはいるが、頭痛のタネが明らかに残っている。旅先では卵と乳の摂取量をコントロールしきれないため、アレルギー由来の頭痛になりやすい。そしておそらくおなかの調子も悪い。という状況で今日も船に乗り、1日ずっと船の上だった。昨日より乗客も少なく、椅子を4人分使えたためほとんど寝そべって過ごす。寝ては本を読み、本を読んでは寝た。ラオスとタイの国境にある町、ファイサイに到着。
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