
彼らは読みつづけた
@findareading
2026年5月12日

私の小説
町屋良平
読み終わった
電子書籍
*本の中の読書*
《「文体」は作家ごとの文章スタイルという以上に私とあなた、つまり作家と読者が共有しうる身体となって世界をともに見る。言葉を読み書きする交通によって、複数の身体を束ねうるその運動こそが「文体」だ。だから小説の文章は書き手と読み手それぞれに異質な集中を要請する。それは読者と著者の身体のあいだを絶えず揺れ動く、ふたつの違う身体感覚をもつ人間がおなじ風景をともにみるための読書という共同作業にて構築され、読後には消え去るしなやかな身体になる。》
— 町屋良平著『私の小説』(2024年7月Kindle版、河出書房新社)

