いさ
@zvsinombvs36502
2026年5月12日

つぎはぐ、さんかく (ポプラ文庫 日本文学)
くぼあやこ,
菰野江名
読み終わった
家族ってなんだろう。
よく考える。
昔読んだ小説に「血の繋がりがなくても、一緒に生活していればかぞくになっていく」というようなセリフがあった。少し歪な家族に振り回されていた思春期の私は、これに驚いたのをよく覚えてる。
それから折に触れて、考えたり、そういうテーマの小説を読んだりしてきた。
この物語に出てくるのは、血の繋がりはない三人のきょうだい。末っ子の中学生が家を出て寮のある専門学校へ進学すると宣言して、というのがあらましだ。
視点人物の女性は、なんだか自分にずっと自信が持てないでいる。どうしてそんなに不安そうなのか、初めは分からない。
読み進めるうちに、だんだんと彼女がその不安について理解していく様が好きだった。
文庫書き下ろしの短編も良かった。