
mikechatoran
@mikechatoran
2026年5月13日

帰還
ドゥルセ・マリア・カルドーゾ
読み終わった
海外文学
植民地アンゴラで暮らしていたルイの一家は、ポルトガルで長年続いていたサラザールの独裁政権が倒れたのを機に歴史の大きなうねりに巻き込まれ、本国に「帰還」することになる。アンゴラでの暮らし、アイデンティティ、不安や怒り、少しの希望、さまざまな差別、ホテルでの日々の暮らしといったことが15歳の少年ルイの一人称で語られる。一つの思考が句読点無しに次の思考につながり、過去と現在が混ざり、反復する文体が効果的だ。居場所を喪失するというのはどういう体験なのだろうか。その無力感や絶望は想像するにあまりある。





