

mikechatoran
@mikechatoran
海外文学と海外ミステリーが好き
同じアカウント名でblueskyと読書メーターにも
三毛猫と暮らしています
2025年5月より
- 2025年10月2日ムーンシャイン円城塔読み終わったとてもおもしろかった。「パリンプセスト〜」は字送りをしないから■になったという冒頭で頭の中が一瞬?だらけになったけど、なるほどそういうことかと。あいかわらず斬新な発想にうなる。「遍歴」もおもしろかったし、「オリジナルのローラ」はあとがきによれば問題意識があって書かれたもののようで考えさせる。円城塔を読んでいると、かけはなれているようで人間について考えさせられるのが興味深い。と同時にロジカルな展開がクセになる。
- 2025年9月29日秘儀(下)マリアーナ・エンリケス,宮﨑真紀積読
- 2025年9月29日秘儀(上)マリアーナ・エンリケス,宮﨑真紀積読
- 2025年9月28日ムーンシャイン円城塔読み始めた
- 2025年9月28日ホワイトハートの殺人クリス・チブナル,林啓恵読み終わった海外ミステリーどの設定や手がかりもそこまで深掘りされず、全体にあっさりした印象だった。謎解きのところがブラックボックスになっていて、名探偵ものの手法、映像的とも言えるか。
- 2025年9月27日ホワイトハートの殺人クリス・チブナル,林啓恵読み始めた
- 2025年9月26日ホワイトハートの殺人クリス・チブナル,林啓恵積読
- 2025年9月26日ムーンシャイン円城塔積読
- 2025年9月26日カミュ ふたつの顔オリヴィエ・グローグ,木岡さい積読
- 2025年9月26日聖伝シュテファン・ツヴァイク,宇和川雄,籠碧積読
- 2025年9月25日プレイグラウンドリチャード・パワーズ読みたい
- 2025年9月23日ドクトル・ガーリンウラジーミル・ソローキン,松下隆志読み始めた
- 2025年9月23日
- 2025年9月20日
- 2025年9月19日炒飯狙撃手張國立,玉田誠読み終わった海外ミステリー炒飯と狙撃手という意外な組み合わせのタイトルにひかれて手に取ったが、読んでみれば真っ当な(?)警察小説だった。寡聞にして知らなかった90年代に大スキャンダルを巻き起こしたラファイエット事件(フランスからのフリゲート艦の購入に関する事件)を下敷きにしている。炒飯にサラミを使うというのが意外だけど、やってみたくなるw
- 2025年9月17日炒飯狙撃手張國立,玉田誠読み始めた
- 2025年9月16日炒飯狙撃手張國立,玉田誠積読
- 2025年9月16日
- 2025年9月16日第七問リチャード・フラナガン,渡辺佐智江読み終わった海外文学H.G.ウェルズ『解放された世界』、レオ・シラードの原爆をめぐる活動、原爆投下、日本軍の捕虜となり泰緬鉄道、海底炭鉱で働かされた父の帰還、著者自身の誕生を「連鎖反応」ととらえた縦糸に、故郷タスマニアの歴史と自らの来し方を横糸に織りなす小説、ノンフィクションのジャンル分け不能な作品。過去と現在、死者と生者、赦し.....たくさんのことについての問いかけがあふれている。圧倒的な読み応えだった。タイトルはチェーホフの七番目の問い「一八八一年六月一七日水曜日、ある列車が、A駅を午前三時に出発してB駅に午後十一時に到着する予定でしたが、出発直前になって、午後七時までにB駅に到着せよとの指示がありました。より長く愛するのはだれでしょう、男でしょうか、それとも女でしょうか」から
- 2025年9月13日激動の時代マリオ・バルガス゠リョサ,マリオ・バルガス=リョサ,久野量一読み終わった海外文学1950年代の冷戦下のグアテマラ。時の大統領ハコボ・アルベンスはグアテマラをアメリカのような民主主義国家にしようと農地改革(農地の農民への分配)に手を付ける。焦ったグアテマラでバナナの生産を行うアメリカのユナイテッド・フルーツ社は腕利きの宣伝マンを雇ってアルベンス大統領が共産主義者だというでっちあげの主張を展開する。それに乗じる形でアメリカ政府も軍事的圧力を強め、ついに大統領は辞任する。バルガス=リョサが丁寧に描くのはそうした目まぐるしい激動の状況の表と裏で生きる個々の人々。こうやって大国はどれだけ人々の暮らしを踏みにじってきたことか(現在も進行中だが)。それにしても印象に残るのは虚像と実像両方のミス・グアテマラである。最晩年のバルガス=リョサが手練れぶりを発揮した軽やかな筆致を楽しんだ。
読み込み中...