きらた "あさとほ" 2026年5月14日

きらた
きらた
@kirata
2026年5月14日
あさとほ
あさとほ
新名智
夏日には双子の妹が居た、‥筈だった その日、幼馴染と3人で向かった廃屋 その中で妹·青葉は姿を消した、ほんの少し目を離した隙に 幼馴染と2人で辺りが暗くなるまで必死で探しても見つからず、家に帰って両親に青葉が居なくなったと意を決して告げたのだが、かけられた言葉は意外なものだった 「それ……だれのこと?」 時は流れる その日、それを聞いて夏日が最初に思ったのは、“卒論はどうなるのか”だった 藤枝先生が行方不明になった 蒸発なのか駆落ちなのか事故か何なのか 憶測を並べる中、過去にも教員が行方不明なままになってる事を知った友人が事情を探り始めた 「あさとほ」という散佚した古典文学 記憶の底に沈めていた双子の妹の存在 妹の存在を覚えている幼馴染との再会 ──そして現実世界は認識をずらしながら目まぐるしく変わって行く ミステリ要素が強いのかな?と読み始めたら、幻想ホラーに切り替わっていて、気付いたら哲学的な話を投げつけられて戸惑っていたら、何とも言い難い(強いて言うなら息苦しさや気持ち悪さ?)感覚を宿したまま話は終わる 否、終わるのではなく始まりに戻るのだろうか? 不気味で冷たい雰囲気は好みでしたが、面白かったと言うには憚られる 楽しむ為に物語を読んでいたのに、途中から突然物語が牙を剥いてきた‥或いはそっぽを向いたのかも知れない? この戸惑いや、じわじわくる衝撃みたいなものは、私が変格ミステリやメタミステリに始めて触れた時の感覚に似ている気がします(個人的感覚) 容易ならざるものに接触してしまった、って感じか? 何かしらクセになりそうな気配はあるので、ハマる人にはハマる作品ではないでしょうか どうやら単行本版と文庫版では終わりが異なっている様子(結末の大幅な変更があると文庫版の解説にあり) ※私は文庫版の方を読んでます 正直、私は文庫版でお腹いっぱい気味なので単行本を探すまでの意欲は湧きませんが、気になる方は両方を読み比べるのも良いかも知れません 単行本→文庫の方が良いのかなぁ?(てきとう)
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