
読書するはる
@surusuru
2026年5月15日

ダーウィン事変公式 ヒトとサルの境界線
うめざわしゅん,
湯本貴和,
アフタヌーン編集部,
講談社
読み終わった
前半は原始人類がホモサピエンスなどの人や類人猿へどのように分岐していったのかを確認し、生物学的で興味を持てない部分も多かった(内容には全く関係ないが『だいぶん』という単語を使うのは癖があってなんとなく嫌だった、用法は間違っていないがたぶん音というか読んだときのリズムが嫌いだ)。それでも、後半あたりから、文化人類学的であったり、最終的には哲学的な『ヒトとは何か』を類人猿との比較の中で捉えようとする一連の流れはとても興味深く、ヒトが持ちうる性質を知り、現代人をより俯瞰的に見つめる手助けにもなった。
高校の国語の教科書で扱われていた「ヒトが持つ言語能力が概念を生み出す役割に大きく寄与している」といった内容であったり、「現代でも残っている部族において、狩猟した食料を分け合うことが人ならではの生存戦略であるかもしれない」というテーマの小論がなぜ教科書に載っているのかの意義をこの一冊で知れたので、これだけでも十分満足感があり、読んでみて良かったと思う。
ときどき文の運びが自分の好みと合わなくてグチグチしながら読んでいました



