
絢藻
@ayamoayamo
2026年5月15日
グレタ・ニンプ
綿矢りさ
読み終わった
とにかく組版が見たい!
その思いで本を手に取った。
読み始めるといきなり、ページをはみ出さんばかりの巨大フォント。
すごい、なんかすごい。
嫁が、アニマル浜口になっとる…
表紙から、装丁から、キャラクターから、すべてが奇抜で強烈。
そんな印象を抱えつつのストーリーは、不妊治療を越えて子を授かった夫婦、その妻が妊娠をきっかけに変貌を遂げるというもの。
なんかもうすごいキャラクターなので、どうしてそうなったのか、その理由が明かされるのを楽しみに最後まで読んだ。
…アレ。
どんでん返し級の真実や理由を楽しみにしていたのだけど、そういう感じじゃなかった。
由依の主張や、それらしき理由っぽいものはあるけれど、ここまで強烈な変貌を遂げる理由も強烈なのかと思いきや、な感想でした。
不妊や少子化、その責任を押し付けられる世代ならではの悩みがそれなりに言語化されていて、そのあたりがテーマなのかしら、などと思うものの、由依のキャラクターがすべてかっさらっていってしまう。その変貌を越える波乱もなく、彼女のキャラクターを除けば穏やかに最後まで読めるハッピーなお話なのでは。
組版だけでも笑えるのでとても楽しかった!


