鴎ヶ丘 "プロジェクト・ヘイル・メアリ..." 2026年5月17日

鴎ヶ丘
@nanikore_kk
2026年5月17日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
アンディ・ウィアー,
小野田和子,
鷲尾直広
長くなってしまったので続き。ストーリー内のこと。 ロッキーについて。映画の情報を入れずに読んだので、まさか世の中でそんなに萌えられている存在と知らず。 グレースとロッキーのやりとりが清涼剤としてずっと良かった。 出会ってから最初の、手探りでのコミュニケーションの場面がとても好き。欲を言うならもっと言葉の探り合いのところを見たかった。どうやってあんなに語彙をふやしたんだ いいバディだったなあ。お互いの知識、技能が補完し合ってた。それに、この旅の成功には絆という要素も不可欠だったんだと思う。 ストラットについて。自分はすごく好き。すごく、好きだ。 世の中の感想を見ると、「許せない」「こんな人類救わなくていい」という声を結構見た。まあわかる。しょうがない。そうなる人もおるわなだけど。 自分はこういう決断を下せる人間に敬意を表する。 あの覚悟を持った人間は格好いい。 誰かがその判断を下さないと、人間はただ滅びを待つだけ。成功するかもわからないし、成功したとて、許されないようなこと。 持てる全ての手段を惜しみなく使って、時に悪魔にもなって指揮を取る人間が必要だったんだと思う。 (あと映画だとコールドスリープ耐性の話確か出てなかった(うろ覚え)からね そこら辺の印象の違いはあるのかも…) エンディングのこと。突然出てくるエリド数字、度肝を抜かれた。 地球上でなにがあったかを描写せずに結果だけを仄めかすの、凄く上手いと思った。 グレースが生きていて、でも地球には帰らないというのは、ちょっと荒唐無稽にも感じるけど、物語としては凄くいい結末なんじゃないか。そりゃまあ生まれた故郷に2度と帰らないことには(描写されていないなりに)苦しみ悲しみもあるとは思うんだけども。 地球に帰ったら、きっと人間たちは放っておかなかったと思うので。
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