ペンアブ "十二大戦" 2026年2月4日

十二大戦
十二大戦
西尾維新
すごい。すごい変な作品なのに名作。 以前にコミカライズ版で読んでいたのだが、原作でも読み返してみようと思い手に取った一冊。 十二支をモチーフとした十二人の戦士達が、「優勝者はどんな願いでも叶えられる」という名目のもとで殺し合うバトルロワイヤルもの。 西尾維新らしさ全開の、かなり濃密な能力バトルが楽しめる。 ……しかしこの小説、読もうとしてみると分かるのだが、文章がギチギチに詰まっている。なんでそんなに改行しないんだよってくらいに、もう本当に改行が少しだけしか使われない。だから本を開いた瞬間は面食らうし、すごく読みにくい …………と思いきや、意外と読める。いや、西尾維新による癖の強い特有の文章がほぼ改行なく続くのだけど、いやに可読性が高い。 まあ、たまたま私の好みの文章だというだけなのかもしれないが、とにかく読めるし面白い。 なんなら西尾維新作品の中でもトップレベルに刺さっている。そんな作品。 化物語もめだかボックスも暗号学園もそうだけど、この作者は「変だけど面白い作品」を何度も作ってくる。 気になった方はコミカライズ版でもアニメ版でもいいので、ぜひ見てみてほしい。
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