
れち
@retimiracle
2026年5月20日
赤い月の香り
千早茜
読み終わった
読み始めた瞬間にああこの世界に帰ってこれた、という嬉しさに包まれる 実際には香りを嗅いだ訳では無いのに記憶や脳内でこの世界が薫る
格別である
涙が溢れたのは、一香の姿を知れた瞬間
なんとも深い愛のある描き方に感じて胸を打たれた
そして核心に迫るであろうその日、満月の夜を選ぶ展開 ジャスミンに包まれるシーン
そして正しい執着とは…
この作品に出会えて良かったなとつくづく痛感するばかりである
身につまされ自らを省みるひと呼吸ひと呼吸の内に、なぜか標本の蝶を見る思いがした
捉えようのなかった記憶や欲望の様相は、それ自体の形を変えて目の前に現われるような感覚も覚えた



