
bitter
@blendme
2025年3月21日

世界99 上
村田沙耶香
読んでる
『世界99』はわたしにとって初めての村田沙耶香氏の本であり文章なんだけど、登場人物や現実の生々しさがシンプルかつ淡々と表現されていて、すごく好み。
小さな世界で精一杯に生きてきた、現実から目を背けたくなる日もあった、それでも未来は明るいと信じていた。
空子や登場人物を通して、あの頃に抱いた感情の正体を探すような気持ちと、生々しくて醜い人間の中身を覗きたくなる好奇心に、誘惑されるように引きずり込まれていく。