世界99 上

1003件の記録
- 雪餅@yuki3daifuku2025年10月12日読み終わった上巻、一気に読了。 人は多面的な生き物だってよく言われるけど、その究極の状態が空子だと思った。私はコミュニティによって少しずつキャラが違うのも全て引っくるめて自分だと自認していて、特別その事を意識した事はないけど、この本を読んでからは「あ、今世界99だな」と日常生活の中で思ってしまいそう。(職場の私と旧友といる時の私はきっと少し違うから) 村田沙耶香さんはいつも、これまで意識してこなかった価値観、或いは自分の中に無かった物事の捉え方を当たり前のように提示してきて、私の中の既成概念をぐちゃぐちゃに壊してくるから本当に油断ならなくてクセになる。 作中に出てくる世界①、②、③、④がどれも見た事あるような空気感で、本当にどう生きてたらあのバラバラの世界をあんなに解像度高く描けるのか不思議すぎる ピョコルンがおぞましすぎて読むのしんどいけど、下巻も一気に駆け抜けたい
- 雪餅@yuki3daifuku2025年10月11日読んでるまだ最初の200ページしか読んでないけど、初っ端からとんでもない作品の空気を纏っていて、ぐいぐい読まされる。まだまだ先は長いから、今感じている事を忘れない為に記録。 社会や人間の嫌な部分を抽出して徹底的に客観視して作られているような、キャラクター・文章の数々はかなりグロテスクだけど、同時にめちゃくちゃ本質を突いていて、村田沙耶香さんの社会に対する解像度の高さに驚く。 丁度、ラロロリン人が差別の対象から気付いたら皆が感動するための可哀想な対象に変わっている箇所を読んでるけど、笑いそうになった。この風潮、確かにある。
- niwa@niwabun2025年10月10日読み終わったaudibleとんでもない本だった〜! まだ下巻読み切ってないので、このあとこの世界はどうなるの!?ってとこで上巻が終わる。 とにかく楽して穏やかに生きるために、持ってる五感と思考回路全てをフル稼働させて、感情を持たずに相手の都合に合わせたどんな人間にもなる空子のこと全然好きになれないな……って思って聴いてた。 が、初めて痴漢にあって、精液のついたお気に入りのズボンが不快すぎて脱ぎ、その後に家族や友だちとの楽しい思い出のあるスカートに履き替えて気分を上げるとこ、そのあと白藤さんに打ち明けたとこ、私は空子の結構純粋な感情だと思うよ…… 出てくる登場人物がみんなめちゃくちゃで、ま〜〜〜こわい! 男は「性欲が消えないバケモノ」だし、女は「記憶と感情の改竄捏造バケモノ」で、グロテスク人間模様盛り沢山だった〜 赤ちゃんプレイされた時は何読まされてるんだ……って呆然としちゃった あとピョコルン。 ピョコルンでかすぎて鬱陶しいよな……ってお母さんに同情してた頃が懐かしい……。上巻だけで随分遠くまできたもんだ…… ピョコルンAVの存在なんて、聴きたくなかったぴょん! 男の人はこれ読んでどんな感想抱くんだ……
- dada@dada___s2025年10月9日読み終わった何度も読むのを辞めたくなる。 心の奥の方を圧迫され続けてる感覚。 最悪のラストから下巻がどういうふうに進んでいくのか不思議と気になる本だった。
- momo@momo52025年10月8日読んでる読んでいて結構きついなと感じつつ、現代社会に通ずるもの、「なんかその雰囲気分かる、なんでそんな痛いとこついてくるかな。」みたいなので溢れている印象。 読後感はスッキリしないのに一気に読み進めてしまい、あと100ページほどで上巻を読み終える。
- monami@kiroku_library2025年10月2日読み終わった救いのないディストピアだった。 人間にとっての救いとは、尊敬や憧れなのかもしれない。目から鱗が落ちる瞬間、自分が井の中の蛙だと恥じ入る瞬間、私たちは救われていたのかもしれない。 最初は空子の分裂が、とても傲慢で歪で、性格の悪いものとしてしか見れなかった。けれど段々と彼女が修羅の世を生きていることを悟ると、意味のある社会風刺として物語を受け止められるようになった。正直、全然好きなタイプの物語じゃないけれど、文学の意義を突きつけられているような、目を逸らすなと言われているような感覚になる。
- Ropa@Ropa_282025年10月2日読み終わったオーディブル終始付き纏う気味悪さ パラレルワールドのはずなのになぜかシンパシーを感じるエピソードの数々、登場人物たち。 読んだと言うより一気に読まされた 叩きつけられたという感じの圧巻の村田ワールド上巻。 13時間という長さを一切感じさせず引き摺り込まれました。
- ゆき@yuki10242025年9月30日まだ読んでる(今のところ)生きているのが嫌になる日々の現実の、生きるエネルギーになっている「やさしさ」を全て削ぎ落としたような物語 こころが死ぬ側面ばかりが書かれている 人生の未消化トラウマにヤスリを当てて削られているような感覚 私にはちょっとキツい描写が多すぎる 続きを読むのを躊躇っている いじめや性的なこと、差別などに対するトラウマを抱えた方は注意して読んだ方が良いかもしれない
- monami@kiroku_library2025年9月29日読み始めた聴き始めた村田沙耶香さんの本を読むときはとても注意深くならなくてはいけない。 「分かる、身に覚えがある」と思った次の瞬間には「あなたは宇宙人?根本的に考え方が違う」という言葉が紡がれている。ずっと価値観の往復ビンタをされているみたいな感覚。 一文一文に「私」と「他人」が潜んでいるような気がする。 村田さんの本を読むたびに、今度こそ正体を捉えたい、と必死になってしまう。
- calling@calling2025年9月28日読み終わった世界99 第1章まで読み終わった なんだこれ!しんどすぎる!!!ここから良い方向に向かっていくのか!?!? ずっと嫌なことばっか起こっていくんだけど、フィクションの嫌なことじゃなくて、完全に現実と地続きなのが嫌だ。 描かれた苦しみを実際に受けている人や与えてる人は確実に実在するだろうし、小説として言語化されることで初めてそれに気づく人もいるんだろうな。 私はこの小説を読んで、登場人物たちに同情することも怒ることもできるけど、私自身はおそらく登場人物たちの属性の当事者ではないから本当の意味で苦しさを分かってあげられるわけではないし、単純に可哀想……と反応することで安易に「消費」したくない。 でもこう思うこと自体が「消費」しているということなのでは……とか思っちゃうし、実際に嫌な出来事が起き続けることが物語の続きを読む推進力になってるし……で自分のことが嫌になる。 続きもしっかり受け止めて咀嚼しながら読みたいです
- ナガヤ@nagaya2025年9月28日読み終わったディストピア巨編の名に偽りなし! 様々な世界に呼応しながら生きる日常を、こんなに気味悪く描けるのかと… 上巻には1章と2章があるが、ともに衝撃の展開で続いていく 人間が抑え込みながら生きている衝動性をリアルに感じることができた 読後感はずっと悪い この気味悪さがどうなっていくのか? 早く下巻を読みたい!
- koha@1079am2025年9月23日読み終わったフィクションなのにこんなにも「リアル」を感じるのは、すべて何かのメタファーだからなのか… ひやっとしたコンクリが剥き出しの無機質で少し潔癖な世界観で展開される生々しさの絶妙な違和感。
- 幹@MMMi_2025年9月19日読み終わった空子や音が世界によってSNSを分けているのを読んで、わたしも本の話を思う存分できる世界が欲しいなと思ってReadsのアカウントを開設した。間違いなく影響されている。 村田沙耶香さんの本を読んでいると、いま生きている人生を後ろから俯瞰する自分、みたいな視点が生まれる気がする。それも影響のひとつ。おそらくこうして書いている感想の文章も、作家の言い回しなどがかなり反映されてしまっているのだと思う。 とにかく女性の人生が虐げられる描写が辛い。近未来のディストピアでありながら、程度の差はあれど現在起きていることと何ひとつ変わらないので恐怖が増す。
- 今冬ミカ@mika-winter2025年9月17日読み終わった世の中にうっすら感じていることを、こんなに痛烈に文章にできるなんて……。 そしてやはり村田沙耶香さん、あまりにも心にズドンとくるので自分が元気な時じゃないと読めない。
- 🐧@penguin2025年9月15日読み始めた感情抜きで社会に過剰適応していく女性が主人公。冷静に人間を観察し分析する主人公は不気味で狂っているように見えるけど、それはただこの不気味で狂った社会を写し取っているだけなんだろう。 「便利」とか「削除」とか、人間に対しては基本的に使わない、あるいは使うとしたら強い悪意とともに使われる言葉が、完全に無感情で使われていてすごい。村田沙耶香の小説の質感だーと思う。
- ぴよみ@erim_05212025年9月14日読み終わった登場人物の感情や行動に、読んでいてしんどくなることが多々あったけど、どこか自分にもそういう部分があるという痛いところを何度も突いてくるからこそ、どんどん読み進めていった 人間の嫌な部分をわかりやすい表現でエグってくる感じがしんどかった〜(・-・)笑 最後の衝撃の展開を見た後、続きが気になって気になってすぐ下巻を手に取りました!
- ミサキ@misaki2018jp2025年9月14日読み終わったコミュニティごとに自分の人格を作り上げることに、誰しも多少は共感できるのだと思う。自分の人格を構成するには環境要素も不可欠なのだから。とはいえ、あんなにもかけ離れた世界を行き来できる空子はさすがに異例すぎる。音ちゃんと意気投合してからは全ての世界を背後から見る世界99が現れるけど、それはそれできっとオトちゃんとの世界という名の新しい世界になる気もするなあ(そこまでは書かれてないけど) さて、ピョコルン事件により分断されてた世界が崩れかけてどうなるのか。
- いなだ易@penpenbros2025年9月14日読み終わったこのところずっと、シチュエーションごとのパーソナリティを「統合」したいのにできない、それを阻んでいるのは自分の臆病さ、楽をしていたさであることを恥じていた。しかしたとえば、大学時代の友人と話している時、"フェミニズム同人誌"などを出したことなんてほとんど忘却している気分にもなる。 そのような話をしたら「逆によくそんなに、アカウントごとに人格変えられるね?」と言われたのを思い出した。 しかし私も実は日本の特に女性の「典型的」なコミュニケーションの様式に従ってるだけで、明確に意識してるかどうかの問題にすぎないのだな。意外とみんなそんなもんなんやん。と思えて良かったかも。
- みどり@cu_again_2025年9月13日読み終わった20歳のときの世界が本当に生々しくて何度か吐きそうになった。女の賞味期限がいつ切れるのかを面と向かって、あるいは遠回しに言ってくるような男の人しか存在しない世界がどれだけ残酷か。 読んでからあらゆるものが歪んで見えてしまい本当に読む前には戻れないかもしれない
- うども@udo_momo2025年9月11日読み終わった読むのにすごいカロリー使う… 自分もコミュニティによって立ち回りが変わるタイプではあるが当然ここまでではなく、かといって自分も突きつめたら空っぽなのかもしれないなあと思ったりもした。
- にゃんこ@kotarou-062025年9月11日読んでるAudible村田沙耶香さんの本の書き方は,どこか遠いところから 俯瞰したように描かれていてすごいなぁって思う。 印象的だったのが, お父さんが自分の娘の為に朝早くから,終電まで働いて自分(娘)を養う為に、自分(お父さん)を利用する環境で働いている場面。なかなか思わないけど,みんな家族や自分の為に働いていて,自分や相手を利用してされてなんだと改めて思った。 一度,ピョコルンは両生類みたいなのかなぁってイメージしていたけど,パンダやらいろいろミックスしてモコモコしているみたいな描写があって,⁇ってなった。 ピョコルンって何者なんだろう、、?
- にゃんこ@kotarou-062025年9月10日Audible少しきいた@ 自宅性格は他人によって作られるのかもしれない。 性格はない。 このフレーズたちがかなり衝撃だった。 普通の究極って自分がないことなんだろうか、、? 逆の発想で考えると、 普通=柔軟性があって,いろんな仮面で演じやすい ともとれそうな気がする。
- にゃんこ@kotarou-062025年9月9日ちょっと開いたAudible村田沙耶香さんのコンビニ人間でもそうだったけど, 普通って?っていうコンセプトがあるからか,同作品でもトレースって表現が出てきたのを思い出した。 普通ってなんだろうって考えた時に,人の真似から始まるのかなぁ、、? ピョコルンがいったい何者なんだろ?
- 篠乃崎碧海@Aomi_rds2025年9月8日ちょっと開いたまたいつか気になっていて漸く読んだのだが、今欲している文章ではなかった。寿司の気分なのに餃子食べたみたいな感じ。多分今じゃないので途中まで読んで閉じることにした。今欲しい文体じゃないんだな。またいつか。 コンビニ人間ぶりに著者の作品を読んだ。あれは大変いいと思ったのだけれどな。
- aida@9mor12025年9月8日読み終わったいろんな種類の地獄が描かれていて、そのどれもわたしが知っている地獄。空子の振る舞いはわたしにとって特に特殊なことじゃない。別人格とは言わないまでも誰に対しても同じ振る舞いをするわけではないのはわたしもそうで、そうせざるを得ない世界があると思う。他人事と割り切って読めなくていちいちダメージを受けているな。上巻の最後にまた別種の新たな地獄が出てきて続きを早く聴きたいのに12日配信だった。早く!
- ミオReads@hanamio032025年9月8日読み終わった今年触れた物語の中でダントツで恐ろしい。 被害者であり加害者である、という読み手が持っているだろう共感と嫌悪を、グロテスクファンタジーという手法で「やや」ずらす。さながらレイヤーをずるりとずらされたみたいな世界観。けれど、その下には自分がいる世界が変わらず、なんならずらしたせいでより一層くっきりと透けて見えて、それがまた怖くてたまらない。世界99。被害者側だけに立つことを絶対に許してくれない。 「どうだ?便利だったものが、意志をもつのって、すっごくむかついて、面倒で、厄介で、できることなら目を瞑りたいだろ?お前らはさ、俺たちを、まるで極悪人みたいに、指差して、自分は被害者だから清らかだ、みたいな顔してたけどさ?同じだったろ?便利なものが現れたら、あっさり使ったろ?どこかおかしくても、目を瞑って、便利さの中で考えることなんかやめたろ?それがさ、お前らの正体なんだよ。人間ってものの正体なんだよ」 これを、自分は被害者側だとだけ信じ込めたら幸せだろうか。きっとそんなことはない。被害者だと信じ込んでいるから、「記憶を手術」しているから、本気で辛いし怒っているし、自分の加害性には欠片も気付けない。それが恐ろしい。 世界99は、被害者側だけに立つことを許してくれないので、親切なのかもしれない…なんてことはなく、それこそピョコルンのようにただそこにあるだけ。人間に都合のいいように、そこにあるだけ。ああ恐ろしい。恐ろしくて、もう何も聞きたくない気がするのに、絶対にこの世界の末路を知りたい。下巻も楽しみです。
- mada@byplayer2025年9月8日読み終わった感想村田沙耶香世界99p.411以降が世界99。 まだ「やばいな」しかことばにならないが、この文章を読めるタイプでいれてよかった。下巻、買うか。
- Blueone@bluestuck42025年9月5日読み終わった感想がうまく書けません。Max Richterの新譜を聴いて、辛うじて正気を取り戻した。そういえば、この小説は音楽がまったくない世界だったな。
- ほせ@coffee_dog2025年9月2日読み終わった自分で本を選ぶと好みのものに走ってしまうことが多くて(自分にドンピシャなものを見つけるのも醍醐味ではあるけれど…)新たな開拓を求めて友達に誕プレとしてどれでもいいから本を一冊欲しいとおねだりしてもらった本。いや〜作家さんの他の本を読んだことはあったので予想はしていたけど、いい意味で嫌悪感を掻き立てられた。何回吐き気がしたか…ベースは現代に似た世界。ところどころ見慣れないその世界の単語があってそれが何なのかは明確には説明されず、話の文脈から察していくのが面白かった。だけど何かしら現実の言葉で代入できそうなものが多くてゾッとした。でも、世界99はわかる気がした。感情的になっている横ですごく冷めた自分がいて、感情的であることが求められれば求められる場面であるほど乖離して行く自分がいる。あと1番共感したのは主人公の幼少期の人格を作る所。相手の望む人格に合わせちゃうのはあるなぁと思った。上巻の最後で主人公の人格が大きな変化を遂げて今後どんな展開が待っているのか全く想像がつかないので早く下巻読みたいなぁ。買うかぁ。新たな楽しみをくれてありがとう友よ!
- リチ@richi2025年9月2日読み終わったaudibleで読了。侍女の物語のようなはなしだろうか、と思いつつ聴いている。違和感のある、ちょっと不快なような日常が繰り広げられているのだが、聴くのを止められない。下の配信が待ち遠しい。
- 紙村@kamimura_2025年9月2日読み終わった人間のコミュニティによってペルソナを使い分ける俯瞰的で社会に溶け込めない主人公、というのは村田沙耶香作品の十八番だけど、今作ではそこに「ピョコルン」という愛玩動物が加わって、おやおや……? 様子がおかしいぞ……? な感じ。 (以下重大なネタバレ) モラハラ夫に経済的に養われる代わりに「肉体を高級家電」にする私と、性欲処理をする肉体家電であるピョコルン。ピョコルンが元人間であることがわかって暴走する匠くんの台詞、最初は意味わからなくてちょっと戻ってしまった。「養われる側」への渇望ってことか。世界⑧の人間への解像度が低くて、あ、専業主婦を「養ってやってるのに被害者ヅラしてる家畜」って言うタイプってことか、って気付けず、上位家畜? 下位家畜? と読み返して、あ、へ〜!になった。ディストピアっぽくはないというか、カリカチュアをきかせたこの社会の話よね……になる。
- GAST-KO@GAST-KO2025年9月1日聴き終わったAudibleで聴き終わった。 否定したいが仕切れない、グロテスクな世界でゆっくりと非日常が溶け込み、確実に変化していくのは気持ち悪く、何度も聴くのをやめようとした。でも、気づけば聴き終わってるくらい、魅力的な物語でもあった。 人は、人の期待で作り上げられるし、人が欲しているものは、同じく自分の期待や欲望を埋めてくれる人。みんなが共鳴して溶け合い、そして分裂することで世界ではキャラクターの似た世界ができるらしい。 誰もが誰かに自分を欲望を叶えてもらいたくて、いつも誰かに使われている。 本当に気持ち悪い、鳥肌が立った本だったけど、下巻は9月中旬くらいに聴けるようになるらしいから、聴こうと思う。 なんだかんだでとても魅力的な小説だった
- きよまる@kiyomall2025年8月29日買った読み終わった一言で言うなら、なんて素敵なディストピアかな。 面白くて一気読みしたけど、読後のダメージそこそこある。自分の中にある普段意識しないようにしてる、嫌な部分を突きつけられ続けるんだけど、その世界に惹き込まれる。 下巻、これからどんな展開するんだろう。 楽しみだなー
- 心ばかり@mnm_mnm2025年8月27日読み終わった共鳴するシーンで、泣きそうになって『いかんいかん』と思いながら読み進めた。わたしはここの誰にあたるのか考えながら読んだ。小学校の友達の結婚式がある前後で読んでいたので情緒がぐちゃっとしてしまい困った。小説ってそのときに自分が必要としてる話!!って思わせてくれるから本当にすごい、、。下巻もたのしみ。不穏だ。
- 山兎温泉♨️📚@yamato_onsen2025年8月26日まだ読んでる諦観。 幼少期から漂う世界に対する感情がひたすらマイナスでどうしてと思わずにはいられない、容赦のない嫌悪感と不快感で塗り込められている 共感したく無いと思いつつも、僅かながら感情が重なったり理解できる部分もあり、自身の認識と向き合うことになる 少なくとも精神的にげんきなときに読むことをおすすめする。個人的にはなかなか辛い体験だった。 世界に媚びるという言葉の鋭利さに、受け入れられなくとも気に病む必要はない、と思う 下巻も読んでその末を見届けたい
- rina@r_1_n2025年8月22日読み終わったひたすらグロテスクで、目を背けたい背けたいと思いながら読了。何をどう言葉にすればいいのかもわからない。誰のことも好きになれず、誰にも共感できないと思うけれど、ふとした瞬間にこの人のこの感情は私にも覚えがあると思って、そのことにゾワッとしたりイラッとしたりしていた。下巻を開くのが怖いけれど、この世界の行き着く先を知りたい欲が勝る。
- れんげ草@reads-nyama2025年8月18日読み終わったaudible中盤まではモヤモヤした気分で読んで(聞いて)いたけど、終盤に近づくにつれ引き込まれていった。 オリジナル設定はあるものの、人間関係の色々はいやにリアリティがある。精神が不安定な時や自分の生活に余裕がない時には読めなさそう。 でも続きが気になるので下巻の配信が楽しみ。
- れんげ草@reads-nyama2025年8月15日読み始めたaudibleビックリするくらい人間の捉え方が嫌らしいし不愉快。自分との共通点があるからだろうか。続きが気になるけど下巻はまだ配信されてないのかな?
- ななまる@samirou3_7352025年8月11日読み終わったどんな世界を見ることになるのか。 恐る恐る読み始めています。 →読了。 恐ろしさにエネルギーを持っていかれながらも自分の世界とつながる部分もあり、それがまた恐ろしかった。 下巻でどこに向かうのか。怖さもありつつ、続きも読みたい。
- macochi@macochi2025年8月10日読み終わった弩級のホラーだった。なんなら平山先生読んだ時くらいのインパクトあるよ。怖いよ。下巻読むの?ええー…でも気になる…どう終わるのか気になるのかだけで読む…
- タナカラボタモチ@_____nemunemu2025年8月9日読み終わった独特の世界観。没入するのに少し時間がかかったけど読み始めるとぐっと読める。 表紙とタイトルで手に取った本。下巻の展開が楽しみ。
- はちこ@hachico2025年8月9日気になるhttps://x.com/newleafsky8055/status/1953835149898268715?s=46 気になるーと思いつつ、最近もう胸くそ悪いのとか、難解なのとかが読めないんだよな。コンビニ人間読んだ覚えがある。
- じゃむこ@jampara2025年8月3日読み終わった下巻に入ったら、どんどんホラー展開になるけどめちゃくちゃ先が気になって、一気に読んでしまった。ピョコルンおぞましい…。 こんなにコロコロ価値観変わる社会って、生きるの大変そうだなぁ。今のところ2025年ベスト小説かも。
- 5yndr0m3@5yndr0m32025年7月31日読み終わった感想紹介自分が信じていた世界が崩壊する。 空子という女性の生涯を追う小説なんだな、コミニティによって言葉や性格を使い分けるとかあるよねって思っていたら、世界が一変した。 世界99とはそういうことかって思ってから一気に読み進めてしまった。早く下巻も読もう。
- 私の個室@yuco702025年7月4日読み終わった序盤は、ザ・村田沙耶香だなぁと思って読んでたけど、途中に、うわぁぁぁっていうところがあってそこからは早く続きが読みたい、読ませて!と村田沙耶香に引き摺り込まれる。
- ばるーん@ballo____on2025年7月2日かつて読んだ記録を全く忘れていた! 度重なるトレースの結果の主人公の性格のなさ(を一人称で的確に世界を認識する様)を受け止めるのが難しかったけど、それを加味したとして、傑作であることは変わらない!
- 露伴@reality2025年6月25日読み終わった誰にでも複数あるペルソナに、若き人は悩まされる。 「本当の自分ってなんだろう?本当の自分なんてないのではないか?」 自分探しという言葉が当たり前に使われる今の時代は特にこの悩みが多いのでは、、。 そんな抽象的でなんかしっくりこないペルソナを 世界1、2…99。と表現した本書。 「嫌われたくないから人に合わせる、だから誰とでも割と衝突せず話せるし嫌いな人もいない」 とだけ思っていたけれど 本当は「呼応」することで楽に生きて 上手く人を支配している側面も自分にあったかも、、と傷をつけられた。 読んでいて不快、苦痛であるのに どこか自分の生きてきた中で解決できないと諦め心に蓄積されてきた問いに、名前をつけてくれるのではないかという大きな期待が上回りページを捲る手が止まらなかった。
- 735m@735m2025年6月25日読み終わった借りてきた夢中で読みました。 続きが気になるというより、本の世界に引き込まれちゃって抜け出せないという感じ。 実は下巻を先に読んじゃったけど、それはそれで良かったです。
- yuri_@yuri_2025年6月23日読み終わったこれほど夢中になって小説を読むのは久しぶりかもしれない。 自分が見ている世界は自分が選んで見ている世界でしかないことを実感し、足元が揺らぐような気持ちになる。本を閉じても自分がこの本に侵食された状態が続く。
- nnnnttt@nnnnttt2025年6月22日読み終わった複数の世界に合わせ別人格として振る舞う空子なのに、男性と付き合う世界では、誰と付き合っても一貫してディストピアキャラになるところが面白い。 今まで考えたこと無かったけど、私にも常時世界は1〜8くらいあって、時々世界1の私が3の私にチラついたり、世界99の私がそれを冷めた目で見たりしてる。 こんな当たり前のことを本にするなんて、作家ってほんとすごい! ちなみに私の世界99の私にはキャラは無くて、総括的な視点。 #世界99 (上巻)#読了 下巻楽しみ! #村田沙耶香
- もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年6月20日読み終わった上を読み終わった。 第一章のラストの衝撃がすごすぎて、第二章に入ってから中弛みみたいな気分になったのだけど、小早川さんと親しくなってからまたおもしろくなってきて、そしてピョコルンに関する事実やそれにまつわる夫たちの発言を読み終え、下を読むのが楽しみで仕方がない。 第二世代のピョコルンは身代わり地蔵的な役割を担ってくれていたけど、愛玩動物だったのは空子が子どもの頃までだよね? 胸糞悪い奴らを簡単に「変える」方法としていいかも。 さすがラロロロン人だな!
- 空色栞@reads_2025032025年6月20日読み終わったバリューブックスで購入。 「侍女の物語」を読み終わった闇の中にいる気分のまま読み始める。一気に読むのが辛くて時間がかかったが、ラストに近づくにつれ気になって目を離せなくなり、エアコンの効いた部屋で汗をかきながら読み終えた。
- r@teihakutou2025年6月19日読み終わった今月の「100分de名著」は『侍女の物語』と『誓願』が取り上げられているけど、その中で、アトウッドが“予言する作家”と言われることについて、「予言しているのではなく、現実を描いたらこうなった」というような発言が紹介されていたのを思い出した。これも、現実をしっかり見つめて書いたらこうなった、という作品な気がする。 複数の世界を生きている人がその隙間から地の自分を覗かせたり、メインで所属する世界とは異なる世界へも行き来するようになったりと、複数の世界のぱきっとした境界がじわじわと曖昧になってきたところに、どの世界の人にも打撃を与える大ニュースが飛び込んで崩壊する、という上巻終盤の怒涛の展開、一気に読めてうれしかった。
- r@teihakutou2025年6月14日読んでる@ 本の読める店fuzkue 下北沢村田沙耶香、ほんとにすごい…… こんなに世界が気持ち悪く思える作品を、うおー…と思いながら読んでいるのがわたしだけではない、という事実にもまたなぜか、うおー…となる。 一昨日行ったのが半年以上ぶりのfuzkueで、やっぱりよかったので日をあけずにまた行ってしまった。
- 椎原@z4hara2025年6月12日読み始めためっちゃこわいなんかもうずっと読んでてしんどい……触ってほしくないなんかぐずぐずに膿んだ傷口ほじくりかえされてるみたいなその傷口みたくないのに見せつけてくるみたいなガーゼで覆いたいのにそんなのウワーみたいな人間のエグさとかグロさとかがずっと平坦に続いてる感じ。あ〜こんな感じだったわ村田氏〜コンビニ人間からの殺人出産からのあ〜コレコレ〜これぞ村田節〜みたいな。見たくないのに読むのやめられないこの感じ。ピョコルンにちょいイラッとする気持ちわかる〜
- r@teihakutou2025年6月12日読み始めた@ 本の読める店fuzkue初台よく考えたら、わたしが読んだことある村田沙耶香作品って『コンビニ人間』と、『絶縁』に入ってる短編くらいなのでは…?と気づいて驚いた。なんとなく今村夏子と同じ好きな系統の箱に入ってて、でも村田沙耶香のほうが読みはじめるのに気合いが要る感じがするから、読めていなかったのかもしれない。 fuzkueで3時間ほど読んだ。 子どもの頃、“キャラ“とか“本当の自分“とかがわからなくて、とりあえず嫌われたくなかったからいい子にしていたら、小学校の最後の方では「姫」、中学では「天使」と一部の子たちから呼ばれていたことを思い出した。トレースもしてた。思い当たる節がありすぎる。 帰ったら、寝るつもりなかったのに寝てしまってた。面白くてするする読めるけど、この疲れ方は何かが確実に削られている……
- 椎原@z4hara2025年6月9日ちょっと開いたちらっと開いて読んだけどもうのっけから固定観念をグズグズに溶かして独自ワールドで殴ってくる予感を仄めかせてきてこれは惹き込まれたらしばらく帰ってこれないぞと思って一旦閉じた。今読んでるやつあらかたキリいいとこまでいったら読み始めよっかな。絶対面白いやつやん。
- 在処@lostcorner2025年6月8日読み終わった世界に気持ち悪さが蔓延っていて、物語は面白いのに読むのが辛い。ページを捲るたびに心が抉れていくのは、この世界と地続きな世界な気がして、ファンタジーと割り切れないから。 読み終えた後、生活の色々な場面でこの本が頭をよぎるようになった。 「世界99へようこそ」
- よしだ@30mm2025年6月3日読み終わったあともうちょっとだし読んじゃおと思ったところからの展開に呆気に取られて上巻読み終わり。 みんな「被害者」になりたいし、お互いが「被害者」かどうかをジャッジし続ける社会。
- ゆずこしょう@exloyrog842025年6月2日読み終わったあっという間に読み終わってしまった……。作中の人間達の憎悪や冷笑がじわじわ食い込んできて、挫折しかけながら、それでもページをめくる手が止まらず、勢いのままたどり着いた境地が村田沙耶香の真骨頂すぎて興奮がおさまらない……。すぐにでも下巻読みたいけど一旦休もう。
- たてつ@tatetu11252025年5月29日読み終わったぎょっとするところがいくつもあるけど、この先どうなっていくんだという好奇心と読みやすい文章で内容の重さに反してスルスル読めた。感想とかまだなくてただ呆然という感じ、下を読もう。
- とむ@tom_books2025年5月26日読み終わった気持ち悪い…と何度か挫折しそうになりながらもなんでこんなに惹きつけられてしまうんだろう 特に世界99の意味が明らかにされたあたりから取り憑かれたように読んだ あと少しあと少しで結局読み終えてしまって、お風呂をだいぶ後回しにしてしまった! 上巻でこの殴られ方下巻はどうなっちゃうんだろうと恐ろしさと好奇心が止まらない
- エマ子@emma-05082025年5月26日読み終わった読み終わっちゃった。ここから一体どうなるのか。 村田さんは世界中の人間を監視カメラで観察してるのかな?目まぐるしく出てくる不快な人間も描写も、紙の上の出来事だと流せない現実感がある。 コミュニティごとに振る舞いを変えること自体は誰もがやっていることだけど、それをここまで言語化して描いているのは圧巻。 音ちゃんこの後出てくるんだろうか、めちゃくちゃ気になっている。
- ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年5月24日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、5月24日(土)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 村田沙耶香『世界99 上・下』集英社 性格のない「からっぽ」の空子の一生と人間社会の終着点。 どうか、穏やかに天国に行けますように。 読む前には戻れない現代の創世神話。
- #@atmmm2025年5月22日読み終わったこれまで読んだ中で一番怖い小説だったかもしれない。 登場するあらゆる属性や構造が、現実に存在する全てのものに当てはまるせいで、余計にリアリティを感じる。 主人公はきっと、大抵の人が感じているものを誇張させた存在なんだろうな。
- エマ子@emma-05082025年5月22日読み始めた読み進めるごとに嫌悪感と共感がごちゃ混ぜになり非常にしんどい。地獄しか待ってないのに続きが気になって読んでしまう… 単体で読んでたら具合悪くなりそうなので、人間の美しさを信じられる本と一緒に読みます。
- 曖昧模糊@sukonbu_uo_ou_2025年5月18日読んでるまだ読んでる4月中に読み終わる予定だったのに全然進まず5月に持ち越した。まだ30ページぐらい。 小学生の頃、教室の壁にA4 1枚の自己紹介カードのようなものが貼られていてそこには、クラスメイトの名前や生年月日など基本的な情報とともに、将来の夢を書く欄があった。 私はそこに「漫画家」と書いていた。 みんなが書く将来の夢に漫画家があったから、小学5年生女児が書く将来の夢は漫画家と思っていたから、そういうことにしていた、というほうが近い気がする。ここにそう書かれるのが正解みたいな。 なので当然なりたいと思っていたわけではないと思う。そのころ、ちゃおに出てくるような女の子の絵を描くのが流行っていたし、絵の上手い子は一目置かれていたし、女の子っぽかった。あと漠然とみんなと違うことをおそれていたように思う。 長女だから(?)、自分の意思よりその場の正解を選ぶ癖が子どもの頃からついていて、今それですごく困ることがある。すごく厄介な癖だなと思って、それが発動するときは自分の気持ちを確認するようにしている。 なんかこんなことを考えながら読んでいる。
- 小林はやき@hayaki2025年5月18日読み終わった世界の成分を混じり気なくそれぞれ抽出して、それを培養して観察しているような本。でも希望は抽出されていない。 体調悪かったら所々吐いていたかもしれないくらい気持ち悪くなってしまった。すごい、けど、きつい、けど読んでしまう。
- あんこちゃん@anko2025年5月18日読み終わった借りてきたフィクションで誇張はあれどすごく現実的過ぎて怖い。むしろ誇張なんてなくそこかしこである風景なのだろう。読み進めるのが辛い怖いでも止まらなかった。 上巻ラストは憎いほどの急展開で、休日で上下巻揃って読める状況で良かった〜
- 朧月@kinmokusei732025年5月17日読み始めた借りてきた@ 図書館予約してた人気本の順番がまわってきました。すごく待ってる人がいっぱいなので、2週間で返さないと💦読み終わるかな。下巻の順番もまだまだなので、読み終わったら終わったで…😅
- にくみ@2k3k22025年5月16日読み終わった村田沙耶香大先生〜!!!!!!! ピョコルンの生態と生贄システムへのうっすらとした罪悪感や優越感、人間関係における上下関係、対等な関係なんて夢の世界の話と切り捨てる気持ち。空子の考えてることほとんどに共感する人が多いだろうと思うと、ディストピア小説と言い切っていいのか疑問でもある。 とりあえず話はめちゃめちゃ面白いです。
- くもりちゃん@kumoli_nemui2025年5月14日気になる感想を聞くと、重たそうなんだよね… でもさ、こんな厚みがあって、箔押しでさ(ホロおたく) 家に置いておきたいんだよね、インテリアとして(小声)
- momoka oba@momoka2025年5月11日読み終わった面白くてするする読んだ! 私は幼稚園生の頃から冷めた性格で、常に俯瞰して物事を見ているタイプだったので、空子に近いことをしていたなと思い出した
- ロッタ@rotta_yomu2025年5月7日読み終わったほどよく善人でほどよく悪人で人間なんてそんなもんだよね〜、の生ぬるさから引きずり出される感覚。わたしにはどの感情にも心当たりがある。...そんなことをかんがえていたら、とんでもないことになって、なにが始まる?ようこそ、世界99へ。下巻へすすむ。
- ロッタ@rotta_yomu2025年5月6日読んでる村田沙耶香が容赦しない。 「連携しながら誰かを排除することは、人をぬくもりで包む」そのとおりなんだけど、それだけじゃないと信じるわたしは愚かなのかとおもったり、「記憶は多数決」の言葉に膝をうつ。そうなんだよね、同じ場所で同じ出来事を経験したはずなのに、ひとの数だけ本当の記憶が存在する。あああ、それでも生きぬくためにはどうすれば?
- 🔖ぼう|読書記録@book_252025年4月25日読み終わったやばい…。 話題になってて「そんな面白いのかな?」と手に取ったけど、とても引き込まれてしまってあっという間に読んでしまいました🌍 村田さんの作品は何作か読んだことあるけど、それぞれの作品の「ヤバさ」を一作に詰め込んだ感じがしました。下も早く読みたいです!
- nekomurice@nekomurice1232025年4月24日読み終わったぶっ飛んでいてかなりしんどい内容なのに、432ページ読み終わらせる文章力。上巻でお腹いっぱいかもと思ったけど、どう着地するのか気になるところ。
- あんどん書房@andn2025年4月22日読み終わった村田さん、なんというものを書いてくれたんですか…!! と言ってしまいたくなる作品。 ある一人の女性の視点から、社会の歪みを描いた大作である。 主人公・空子は「性格を持たない」。その場その場で相手が取っている態度に「呼応」して、「トレース」する。 コミュニティの数だけ空子のキャラは分裂してゆく(そらっち、キサちゃん、プリンセスちゃん、そーたん、おっさん……) さすがにここまで極端ではないし、こんな上手い立ち回りはできないけれど、「自分なんて無いんじゃ…?」みたいなことはよく考えるので共感する。(平野啓一郎の「分人」に近いだろうか) ネットで声のでかい人にみんな呼応して流されてるみたいな光景はよく見ることだし。 “ニュースに本当に純粋な自分だけの意見でリアクションをしている人がこの世にどれだけいるかはわからない。けれど、「お手本」の人の意見でタイムラインの空気ががらりと変わることはよくあるので、みんな本当はこんなものなんじゃないか、と思っている。” (P303) 上巻で特にえげつないのが、差別と性犯罪の描写だ。正直これは人によってはフラッシュバックしてしまうかもしれないので、安易にお勧めできない難しさがある。 “痴漢なんて当たり前で、日常の中にとてもよくあることなのに、何度起きても、その時間は少しだけ自分が殺されているような感じがする。” (P118) 痴漢を受けたのに「そんなキャラじゃないでしょ」と笑い飛ばしてしまう担任。声をあげる女性のせいで自分たちが傷付けられていると喚くインセル的男性。とある遺伝子を持っているだけで陰湿ないじめをされる人々と、差別されないために素性を隠して自分もいじめる側に回る人。 これでもかと描かれる人間の暗部に、思わず何度も本を閉ざしてしまう。 しかし、これは明らかに現実の鏡写しであって、自分が体験していないだけで世の中に存在しているものなんだ、と思う。人間嫌いになりそう。 しかし、最後の最後でまさかの事件が発生する。 ペットとして人気のあった動物「ピョコルン」に関する衝撃的な事実が判明するのだ。それまでそれぞれの正しい世界を生きていた人々は、一挙に何が正しくて何が間違っているのかが分からない世界には突き落とされる。それこそが「世界99」なのだ。 おそらく下巻では、ここまで描かれてきた最悪な世界が予想外な方向に解体されてゆくものと想像する。 本文書体:リュウミン 装丁:名久井直子 装画:Zoe Hawk “Waterway”
- いくぽぽ@ikureadsbooks2025年4月22日読み終わった当直明け、ヘトヘトになりながらも続きが気になって読み切った。ちょうど下巻が届くように注文してあり、無事入手したので明日それを読むのを楽しみにしてもう眠る。
- Y_KATSUKI@k2_44162025年4月21日紹介杉江松恋さんとの月例SFレビュー番組「これって、SF?」、4月号(3月刊行分)その3です。 杉江さんが三崎亜記『みしらぬ国戦争』(KADOKAWA)、私が村田沙耶香『世界99』(集英社)を紹介しています。 https://www.youtube.com/watch?v=D7K0xrB1l6Q
- oakutpus@oaktpus2025年4月16日読み終わったどの世界も見覚えがありすぎる…一時期③にどっぷりだったことあったな。それぞれの世界に合わせた自分でいる方が好かれるし楽って私も思ってたな〜でもやっぱ違う界隈の友達に会ったら気まずい問題があり、今は頑張って全世界の自分を結合してその時々で①や②をトッピングしている。読んでてめちゃ精神削られたけど安心できるところもあり不思議な気持ちに…読み応えあるなあ
- Na2@Na2na2na22025年4月15日買った書店で予約注文してたのが届いたから、受け取りに行ってきた。分厚いって聞いていたのだが実際見たら想像していたのより、分厚くて重かった。でもその分読み応えありそうだから楽しみ。
- ばま@33yen2025年4月15日読み終わった後半は読むスピードが落ちてった。下巻…読めるのかな私… ものすごい悪意を煮詰めて焦がした、みたいな。 でも全部わかるし、身に覚えがあるし、今の日本だなって思う。ピョコルンは希望って思っちゃった自分も怖いし。
- 鯨るか@cugiraluca2025年4月13日読み終わった世界に媚びて生きる主人公は共感できないけど、次のような著者の剔抉は鋭いと思う。「服には記憶が宿っている。さっきまで穿いていたズボンもそうだった。あれを穿いて学校へ行き友達と遊んだり(…)。そういう記憶が全部、粉々になって消えていた」(p.66)次もエグい。「「ピョコルン、ピョコルン」/白藤さんがゆすっても、ピョコルンはぴくりともしなかった。/あちこちに〇〇が飛んでいた。〇〇の中で、ピョコルンは死んでいた」(p.247)あと417頁の「『ダブルロール 3倍長いトイレットペーパー』」以下は凄いブラックユーモア
- jyue@jyue2025年4月12日読み終わった読書日記4月某日(金) 2月から始まった仕事がやっと終わる。特にこの2週間はほとんど本が読めなかった。わたしは、出張へ行った日、『帰りに1冊本を買って良い、いつもなら"買ってもすぐ読まないかも…"とか、"この値段は少し高いから図書館で予約しようかな…"とか思うような本こそ買え』という、ご褒美ルールを持っているので、今回は『世界99』を購入。帰りの新幹線であっという間に1/2を読んでしまった。 4月某日(土) aespaの5人目のメンバーになる夢を見た。夢の中のわたしは手脚が異様に長くて、「これじゃあ長すぎないかな…」と贅沢な悩みを抱えていた。『世界99』を読んでいるから、こんな夢を見たのかもしれない。
- m@lunedeau272025年4月11日気になるたしか本屋さんで見かけて気になったうえ(装丁が印象的…!)、雑誌にも載っていて。そしてここで「今週特に読まれている本」でもあるとのことで、3回も目にいている。
- 柴犬@storyseller2025年4月10日ネタバレありどこにも書けないので、ここに。いいなあと思ってしまった。いいな。ピョコルンのいる世界、いいなあ。私のこの感覚はいけないことなのだろうか。性欲を発散する相手として見られない世界。いいなあ。一緒に暮らして、家事をすることはやぶさかではないのに、性欲を向けられると途端に自分が女であると押し付けられているようで嫌になる。いいなあ。いいなあと思って読んでいたら終わってしまった。きっと感覚がおかしい。いろんな世界でキャラを作り変えること。呼応すること。あるある、と思う中に、いいなあ、と、羨望の気持ちが、混ざった。
- 柴犬@storyseller2025年4月9日🌀また衝撃の本に出会ってしまった。早く下巻を読まなきゃ〜❗️ 現実味と奇妙さと共感と薄気味悪さが混在している本である。 誰しも“キャラ”を作り分けている。事実私だってそうである。高校時代の私が、今の私をみたらきっと驚くだろうし、それでいても当時の友人たちと会えば自然にその当時のキャラになる。この当たり前だと思い、ほぼ無意識とまでなっていた感覚をここまで的確に言語化してくれた本に脱帽するしかない。さらに差別の描写や記憶の改竄描写も的確で、蛇足になっていないところもすごいという言葉で表す他ない。 早く続き読みたい。
- 柴犬@storyseller2025年4月9日読み終わった『可哀想』って、最大の暴力よね こういうことには慣れていた。というより、私はいつもこういう感覚の中にいるのだった。私という人間を、私ではなく、周りの人間が作り上げていて、中にはなにもない。みんなそうなのだろうと思っていたが、それぞれ、いかにも「本当の自分」があるように振る舞うのでよくわからない。 私自身がそうであるように、他の皆の振る舞いもぜんぶ模倣なのかもしれない。だとしたら最初の「典型的な人間」はどんな人だったのだろう。みんな中身がからっぽなら、誰かが「私はからっぽです」と言えば、「そういえばそうでした」「ぼくもそうでした」ということになり、それが「典型的な人間」になるのかもしれない。子供だったのでこのままの言葉ではないが、当時の私はいつもそんなようなことを考えていた。 「一番おぞましいのは好意だよ。僕を『受け入れて』くれる人のために、ずっと典型例にさせられ続けるんだ。僕の人生はもうない。僕は餌食になった」
- okadaic@okadaic2025年4月7日読んでる@ 自宅一行一行、心底はちゃめちゃ面白いのに、読んでも読んでも終わらん。昔はこういう長編通読、通勤時間中の楽しみだったけど、生活環境が変わった今は一気読みするための休暇とか設けないと難しい。それができないならちびちび読むしかない。
- ミドリ@midori_su2025年4月6日買ったちょっと開いた小さな分裂を繰り返しながら、私は生きている。 本屋さんで冒頭の一行を読んで面白そうだ!と直感して即購入しました。読みごたえがありそうな分厚さが嬉しいです。
- Uta@mc-uttaa62025年4月5日読み終わった私も世界99のような、常に自分を客観視してる自分と一緒に生きてるからちょっと気持ちわかるかも、、と思ってたら最後内容えぐすぎて最高だった。(矢部嵩さんで耐性ついててよかった笑)
- きん@paraboots2025年4月1日読み終わった初の村田沙耶香作品。 一言で表すなら、自分にとってはセンセーショナルだった。が、ヒトゴト、対岸の出来事のようで、自分の過去や現在、未来のそのそばに、この世界99が横たわっていることに気づいてハッとした。 社会的弱者に対しての蔑視、差別、暴力などがむき出しに書かれている。読むうちにそれを目の当たりにさせられる。そして人は世界を見たいように見ている、解釈している存在で、またその存在が孤独であればあるほど、コントロールされやすい存在なのだなと改めて実感した。 全体的な感想として、フェミと一言で言えばフェミなのかもしれないが、フェミという言葉が言い得て妙とばかりも言えない。 個人的には人はなぜなんのために、何が欲しくて性愛を求めたり、性欲を催したり、性癖にしがみつくのか、という問いを残したまま上巻を読み終えた。
- okadaic@okadaic2025年3月31日読み始めたまだ読んでるちょっと開いた@ 自宅長編ダラダラ読みをどう記録するか問題(1)。 追記のテスト。上下合本版の電子書籍で読んでるので夢中で読んでても全然進んだ気がしない。 なるほど、過去投稿を編集してはいけなくて、どんどん新規の言及を増やしていくのが、あるべき姿なのか。
- ☾@__youl2025年3月30日読んでる第一章を読み終えた。 理論上は世界のほうが歪んでいたとしても、主人公に感情移入してしまったら、もう明日からは生きていけないような恐怖に襲われた。 は〜〜〜、ねむれないよ。
- りんご食べたい@k-masahiro92025年3月29日読み終わったディストピアと帯には書かれているけれど、今生きている世界も半歩くらい足を踏み入れているのでは?と思う場面も多々あり。ピョコルンという生き物が文章上の想像だと不気味すぎる。下巻もとても楽しみ。
- nica@nica2025年3月29日買った読み終わった★★★★★ページ数が多いし上下巻という事で 読めるか心配だったけど ずっと吸い込まれるように読んでた 最後の方なんて くちポカーンと開けてたんじゃないかな(笑) て思うくらい あまりにも凄くて 早く下巻読みたい
- こんた@konta2025年3月29日読み終わった読書メモ少し恐怖を覚えるほどの人間観察力によって、社会、コミュニティ、家族、個人が濃密に描かれていた。引き込まれてぐいぐいと読み進めたくなる気持ちの一方で、ぶっ刺さる言葉が多すぎてついつい立ち止まって考えてみてしまう、素晴らしい小説。下巻はどんな展開が待っているのか楽しみ。
- 本を食べない山羊@goat1234562025年3月29日読み終わった上巻読了。 途中までは『生命式』に収録されていたものをふくらませた感じだったけど、ラリリロン人とピョコルンと小早川さん、白藤さんのおかけですごい世界に。 上巻で終わってもよいようにもみえたんだけど……下巻一体どうなるの。
- 緋色@hiiro_kyoju2025年3月28日読んでる@ 電車もうちょいで読み終わりそう 1章のいじめ描写と性描写がとんでもなくキツかったけど、2章から落ち着いてよかった ずっと薄気味悪いし自分や誰かのことを意識してしまって気持ちが悪い
- 彩@Alice2025年3月25日読み終わった上巻読了!生活がバタバタしていて読み終わるのに時間かかっちゃったけど、読み出したらあっという間だった。下巻も購入しておいてよかった〜!おもしろくて止まらない!早く下巻も読了済の世界へ行きたい。 ・幼少期なにかあったとか、家族に問題があるだとか、孤独で救いを求めているだとか、なんとか理由を想像して、自分が理解できる存在を創り上げたほうが、人は安心するものだと、よくわかっていた。 ・記憶は多数決だなあ、と思う。 ・皆が期待する通りの話をしてあげるのだ。それが一番、安全な場所から可哀想な被差別者の物語を楽しむ人たちを満足させ、納得させるとよくわかっているのだ。 ・世界中の人が被害者と加害者を兼ねていて、時には気持ちよく発散している。
- ryo i@immoue2025年3月24日まだ読んでる小説毎日少しずつ読み進めて、第一章を読み終えた。20歳。ラロロリン人の感動ポルノ。ピョコルンへの性的暴行。歴代の20人もの彼氏へと無感動の献身。「「感動」を嗅ぎつける人間の嗅覚はなぜこんなに鋭いのだろう。命には関係のない欲望なのに、とても浅ましく見つけ出してしゃぶり、とことんまで味わおうとする。けれど、安全な場所から感動するのがとても心地よいのは、私にも理解できた」(205頁)。ついつい引用したくなってしまうようなキラーフレーズの氾濫に若干辟易としてきたのも事実。性が主題のひとつとなっていた思春期から若年期を終えて、第二章からどう物語を捻転させていくのか。このまま最後まで続くようならちょっとしんどいかも。その切れ味のするどさは短編くらいでちょうどいいと思ってしまいそうである。
- ma@maaarbleee2025年3月23日読み終わったやっと上巻読み終わったけど、ボリュームに加えてなかなか描写がきつくてエネルギー消耗する。でも、面白い!!!!毎回思うけど、村田さんの頭の中はどうなってるの
- 緋色@hiiro_kyoju2025年3月21日読み始めた@ 自宅最悪 読んでいてずっとキツい、吐き気がする 読み始めてしまったことに対する後悔(褒めてる) けど最後まで読み進めずにはいられないんだろうな これから読む人は、覚悟した方がいいです……
- bitter@blendme2025年3月21日読んでる『世界99』はわたしにとって初めての村田沙耶香氏の本であり文章なんだけど、登場人物や現実の生々しさがシンプルかつ淡々と表現されていて、すごく好み。 小さな世界で精一杯に生きてきた、現実から目を背けたくなる日もあった、それでも未来は明るいと信じていた。 空子や登場人物を通して、あの頃に抱いた感情の正体を探すような気持ちと、生々しくて醜い人間の中身を覗きたくなる好奇心に、誘惑されるように引きずり込まれていく。
- ryo i@immoue2025年3月20日読んでる小説12歳と14歳の章を読んだ。ひとりの少女がさまざまな共同体のなかで自身が傷つかずに済むように、女として世界に媚びることを学んでいくくだり。痴漢。いじめ。性的搾取。自殺。かなりしんどい描写がつづくが、これは彼女にとっては始まりにすぎないと予感させるのがもっときつい。「白鳥さんがあまりに私の望む通りの答えを返すので、私は、彼女も「人間ロボット」だったのではないか、と思った。その想像は私のこわばりを微かにやわらげた。」(72頁)「肌の表面に視線を滑らせ、口を開ける。黄色い歯が並んでいるのが見えた瞬間、見えない暴力がお兄さんの中で蠢いているのを感じ取った。あ、私を傷付けるためだけに言葉を発しようとしている、と瞬間的に察知した。」(86頁)「私は思わず笑ってしまった。私達はこの瞬間、全員がそれぞれの世界に媚びていた。この騒ぎを機に教室での立場をマシにしようとする子、気がつかないふりをする子、困った顔で男子にも女子にも悪く思われないようにする子。これは世界に媚びるための祭りなのだった。媚びている「世界」が人によってすこし違うというだけで。」(101頁)。ピョコルン、ラロロリン人、クリーンタウン。この小説のSFめいた世界観が、やや行き過ぎたカリカチュアの描写に妥当性をあたえている。ここに書かれているのはわたしたちのよく知っている日本社会の病理そのものだという感覚を追認しては寒気が走る。戯画化されているとはいえ、上に引いたような何でもない微細な描写の数々に、作家の底知れぬ恐ろしさが見え隠れする。さきの箇所にもあったが、母の歯間に挟まってるハンバーグとか、ちょっとした口部をめぐる描写が異様にグロテスクで頭に残る。さて、この少女はこれからどんな大人になるのだろう。
- めぽちゃんまん@mepochanman2025年3月19日読み終わった自分の中で分裂していた世界が「リセット」をきっかけに1つに収束するという展開が思ってもみなさすぎて、でもとてもすっきりした。下巻読み始めてるけど人間って本当に愚かとしか言えない。人間気持ち悪いし人間でありながら人間気持ち悪いと思っている私も気持ち悪い。
- おろろさん@lool2025年3月19日読み終わったそれぞれの環境に適応して生きている、それは多分自分を守るために誰しもがしていることで、いつまでも純粋な心で生きることはできない、ペルソナはただのペルソナで鎧です、本当のわたしはここではありませんというのは仕事をする上で、そして自らのやりたいをまもるため、に、必要かも
- ryo i@immoue2025年3月18日読み始めた小説今朝から村田沙耶香の新作巨編を読みはじめた。上下巻で八百ページ超というヴォリュームに慄いていたが、読みはじめてみるとあっという間に頁が繰られている。クリーン・タウンの家族のもとで暮らす、からっぽな女の子のひとり語り。他人に同調しては「トレース」を試み、分裂を繰り返して波風を立てずにやり過ごす。誰からも愛されているペットの「ピョコルン」を愛しているふりをする。このクリーン・タウンのような設定は『信仰』に収められた短編にもあったなと思いだす。あの物語はやがて向こう側の雑多な町に出かけて現実に直面するとても怖い小説だった。この物語はどう展開されていくだろう。60頁ほど。
- nessie@nessieayako2025年3月16日読み終わったまだ上巻のみ。勢いで読み切った。読み進めるうちに、心の隅のほうにある、なるべく可視化しないようにしてきた、でも捨てることは拒んできた気持ちの数々にポワッと火が灯るようで、けっして気持ちの良い話ではないはずなのだけど、でも、閉じられていた箱を開いてもらえたような気持ち。早急に下巻を買わなくては
- 七瀬由惟/Yui Nanase/あーしぇ@ashe_dalmasca2025年3月15日読み終わった電書合本版で前半(上巻)読了。 さまざまなハラスメントを感情を交えず淡々と描出する展開に少々疲れますが、白藤さんが唯一の良心と勝手に決めて、下巻も読み進めてみます。
- おこめ@okome2025年3月15日読み終わった感想面白かった。 人間の残酷さが細やかに描写されていておぞましさを感じつつ、言語化された現代社会に改めて恐ろしいと思わせてくれた一冊。 SF要素も加わっていていて後半にいくにつれ、大きく遷移する状況が衝撃的でページを捲る手が止まりませんでした。 下巻も買ってきます!
- yuki@yk_books2025年3月14日読み終わった村田沙耶香ワールド、すごすぎる。 上の時点でわたしは世界③っぽい、と思った。考え続けたい、ってよく言う。でもそんなに分かってない。 ピョコルン、ラロロリン、それらを何に置き換えるのか、差別なんてよくないと思いつつ無意識に差別しているよな。早く下巻も読みたい。
- ねむのき@nemunoki_fiction2025年3月13日読み終わった上巻読了。 ずっと嫌だったし、うっすらと抱いていた嫌な予感が後半で回収されて鳥肌がたった。ひええ。 パンチが効いていて胸に刺さる作品だ……これから下巻だけどどうなっちゃうんだ
- めぽちゃんまん@mepochanman2025年3月13日読んでるまだ1章終わったところだけど、気軽に読み始めたことを既に後悔してる。 今まであえて言語化してこなかった、なんか嫌だな〜っていう多種多様な気持ちを全部目の前に突き出されてる感じ。後頭部を鷲掴みにされて、瞼を広げられて、見ろ!これがお前だ!これが人間だ!って耳元で叫ばれてるみたい。本当に読んでて辛い。苦しい。助けて欲しい。
- ねむのき@nemunoki_fiction2025年3月11日読んでるこの世界から少しだけ横にずれただけの世界の現実を描いているような地獄。3/11 「この世はすべて、世界に媚びるための祭り。」という文章を初めて見た時ストレートに刺さった 村田沙耶香作品の世界が好きなのではやく読みたい3/5
- せいこ@seiko_4152025年3月10日読み終わった世界自体が壊れるのではなくて、ある事象により、認識の枠組みが分断されたり、壊れたり、あるいは再構築されたりする点はコロナ禍以降の小説だなと感じた。
- ゆうき@yuuki822025年3月10日読み終わった上巻読了。 自分が考えていたことや、あの気持ち、を言語化してもらえたようで、ひとつずつ、受け取りながら読み進めた。 分かるかも、と、なる瞬間が多かった。どこか現実離れした話のようで、すぐに隣にいて答えをくれるみたいで救われた… のに…という、衝撃の後半。 もう、その世界にいる自分に気付かないなんていられない… どうかこれが救いでありますように、と今は願いながら、下巻へ。
- ねむきち@ss04122025年3月9日読み始めた村田沙耶香さんの作品を読むのは3作目。(コンビニ人間→信仰→本書 の順) 気になるけどディストピアものは少し怖いなあ…と尻込みしていたところ、ほんタメであかりんが紹介&村田さんご本人からのお話も聞けて、気になって仕方がなくなったので近所の書店を探し回って購入。 購入直後に冒頭30ページ程度読んだだけでもう得体の知れないゾワゾワ?ドキドキが。
- yayano@yaya72025年3月9日読み終わった上巻読了。期待通り、想像をはるかに超えた世界に連れていってくれる村田沙耶香作品!初めて村田沙耶香作品を読む人にはおすすめしない。この熱量を抱えたまま続きの物語を読めることが、狂おしくおぞましい。
- との@tono2025年3月8日読み終わったどんなに先を想像していても、全部ひっくり返された。続きがどうなるのか、まったく予想がつかない。寝る前に読まない方がいいんだけど、続きが気になりすぎてついつい読んでしまった。
- 高尾清貴@kiyotakao2025年3月8日読み終わった帰宅前に本屋で買って、一晩で上巻、読み切ってしまった。 まだ下巻が残っているが、もう、やばい小説だというのは間違いないわ… 本屋でカバーかけてもらったから、帯を読まずに読み進めたけど、空子って、空っぽってことなのか…!!
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月7日買った読まなきゃいけない本なんて山ほどあるのに買ってしまったよ。ひとまず上巻だけ。いつもは上下巻まとめて買うのだけれど、まあ、だいぶふといから……。あとあいにく週5で本屋に行く生活をしているので、ほしい時にいつでも手に入れられるというのもある。
- せいこ@seiko_4152025年3月7日読んでる上巻はんぶんぐらい読んだ。子どもの頃、わたし以外のみんなが同じコードを使っていること、さらにその盤上にいつの間にか載せられていることに気づいたあの恐怖がよみがえる。
- shoghts@shoghts2025年3月7日読み終わった1984年、三体、なんでもいいんだけど、SFやディストピア作品って自分の日々の生活からあまりにもかけ離れているから、その物語上での当事者感という意識が持てない。 けれどこの作品に関しては、その世界が肌からあまりにも近すぎて、まるで自分が住んでる/住んでた世界そのものだと思わせる力が強すぎる。だからこそ、くらっちゃう。 脳みそハンマーで殴れられるような、心臓がプレスで挟まれるような、心を執拗に苦しめて幽閉されてしまうような、気分はとても暗くて心は重くて、だからこそどこかに光や希望を見出さそうとする、それがこのページを捲る力になってた。 僕は僕なりに下巻にユートピアを見出したい。 その説得材料や世界観の形成にもなっている、性的暴力/差別/暴力・暴言/動物の死/自殺・他殺の描写はあまりにも生々しすぎて、具合が悪くなるから苦手な人は注意です。 さあ、下巻読むぞー。 ↓本文中で好きな箇所 夜の雨は、街灯が反射して微かに光って見える。真っ黒な世界に、細かい傷が沢山ついているように見えた。
- emu@omu_naporitan2025年3月7日読みたい上下巻合わせて800ページ以上あるらしい。しかも一気読み推奨とのこと。 まとまった時間がないけど、わたしも村田沙耶香という名の遠心分離機にかけられたい。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月6日読みたい「これ読んだ?読んでたらどんな感じか教えて」という友人からの連絡、あいにく読んでなかった(というか発売したてほやほや)が、じゃあちょっと読んでゆる読書会でもしますか、となった。上下巻でなかなかの文量なので尻込みしていたが、こうやってきっかけをもらえるのは素直にうれしい。いつ読み始めるかはわからない。
- 庭@no3catg2025年3月6日読みたい村田沙耶香さんの作品はいつも奇妙な感覚に陥る。既視感というか自分の記憶を辿るような感覚。"間違っているのは世界の方だ"と。これだけの長編にどっぷり浸かってしまうと同じ自分ではいられなくなりそうで怖い
- aiko@aiko-02025年3月6日読み終わった村田沙耶香さんの世界観は、私には居心地が良くて、上巻は 「暴力は出てくるけど現実も同じようなものだし、そんなにディストピアなのか?」と思いながら読んでしまいました。 主人公ほどではなくても、 相手が求めていそうな対応をしたり、周りのまともそうな人の真似をしたり、 人間に擬態している感覚が私にもあるので、話の合う人に会えたような感じでした。 絶望しているポイントは自分とかなり近いのに、実際にとった行動には全く共感できなかったところが面白かったです。 今までの作品に出てきた「なぜ人間はこんなことを?」というネタが色んな場面で登場していたのも楽しめました☺️
- Puok読書室@kochisa2025年3月5日買った読んでる読み終わったピョコルンが、ピョコルンが… 上巻読了 あり得ない程気持ちが悪く悍ましいのに どこか真っ当な事を突きつけられてる気になってくる 思っているけど言葉にしてこなかった事を目の前に垂れ流されて「あれ?この世界の方が普通かも?」と思わせて来るところが村田沙耶香様の恐ろしくて面白いところ 好きだ
- さき@sky_and_night1900年1月1日読み終わった直視しないようにしている人間の嫌な側面ぜんぶ暴いてくる。呼応、人間ロボットという感覚は時折自覚するけれど常に自分のことをそう認識していたら気が狂いそうで怖い。 女性視点の見解が多くて、多少誇張な気もするけれど、近しい感覚は確かに自分の日々にある。現実に関わったりすれ違ったりする他人についてあれこれ考えてしまう。
- masami@samiri1900年1月1日読み終わったまた読みたいaudible聴き終わった大好きな本好きな作家装丁Audible では村田沙耶香氏の作品が少なくリクエストしたらすぐに配信されたので準備されてたのね、と… 私的2025年ベストにしたい傑作。 エログロナンセンスさや矛盾や空虚感が重く付き纏うと同時に常に可笑しくスピーディーにストーリーが進む。ディストピア作品とされてるけどもう殆ど始まってるリアル世界。 凄いなぁ、村田さん!