
ちとせ
@4wsdig
2026年5月22日

第三の時効
横山秀夫
読み終わった
横山秀夫は大昔に『出口のない海』を読んで以来。今回はガチガチの警察小説で、F県警本部捜査一課のメンバーたちのオムニバス。
表題作なだけあって『第三の時効』にはほんとにびっくりした〜そんな戦い方があったのか…警察には…
・沈黙のアリバイ
いや捜査がお粗末すぎないか〜!?
強盗殺人の主犯の愛人関係すら把握しきれずに取り調べにあたってたって…マジでございますか!?
と思ってたらそもそも警察が掴んでなかった愛人も取り逃したと思われてた主犯もとっくに犯人によって殺されてたっていう…な、なるほどお…
てか最初から朽木が取調べしてたらよかったんちゃう?(いや後進育成は大事ですが…)
・第三の時効
あ、ありさ……!!!ありさの背負わされた運命、あまりにも過酷すぎるよ〜……
第三時効の正体であるところの、「逮捕なしでの起訴」はトリッキーすぎて想像もできなかった〜!公安上がりだからこその知恵なの!?(いや知らんけど…)
そこから急転直下の事実…はあ〜…この女怖すぎ〜……そしてありさはかわいそすぎる…後味の悪い事件すぎる…
最後に森が恋人のところへプロポーズしに行ったとき、女が他の男と逢引してなきゃいいけど…と心配してしまった。横山ワールドにおける女性不信。
・囚人のジレンマ
捜査一課の課長ともなるとマスコミ対応にも頭を悩ませなきゃいけないんだなあ〜お疲れ様です…
いや〜〜〜朽木も楠見も部下にしたくなさすぎるな!上司にもしたくないけど!
それにしても楠見は違法スレスレの捜査がお好きなようで…
朽木が伴内さんに花を持たせようと迂遠なやり方で情報流したの、な、仲間意識…!って感じでアツかった。え〜そんな悪い環境でもないじゃん一課〜!楠見は…やだけど…
・密室の抜け穴
村瀬って……村瀬って、スゲ〜!!この会議全部村瀬の手のひらの上だったってこと!?
脳梗塞から復帰したてでこの頭の回り方怖すぎるよ〜!
東出も氏家の電話一人芝居に気づけて偉かった。てか会議中に一人芝居打てるの、氏家も変なところで度胸あんな…
そして石上、気に入らない相手の指示とは言えちゃんと仕事はしなさいよね…お前には刑事としてのプライドがないのか…!?
・ペルソナの微笑
青酸カリのアオ、間接殺人のカンをつなげてアオカン!…いや下品すぎるだろ!その隠語は!外で話してたらびっくりするわ!
ていうか何もわからない子供を利用して父親を殺させるの邪悪すぎて許しがたい〜と思ってたら!ちょっと!八歳の子供が殺意を持って父親を殺したのキツすぎるんですけど〜!?
そして利用されそうになった子供が大人になって別の子供を利用して人殺しを…ええ…もう…何…地獄?
・モノクロームの反転
さ、殺人事件の捜査とはいえ目撃者に脅しかけるのはどうかと思いますぅ〜…そういう態度が警察への不信をさぁ〜…
ていうか一家惨殺とかいう残虐事件なのに班の縄張り争いやめな〜!?
そして結局なんで朽木は村瀬にネタを流したんですか…全然わからなかった…
